金融コングロマリットにシナジー効果はあるのか？

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今米国では、大手金融機関のトップが辞任する等大問題が起きている。
日本の例に置き換えてみれば、最大手の保険会社の社長や住宅金融公庫の総裁が不正会計処理で辞任に追い込まれ、業界を代表する証券会社で、現社長と株主の一部を見方に付けた前社長が抗争を起こしているという状態だ。

その中でもクローズアップされているのが、モルガンスタンレーの問題だ。モルガンスタンレーは1997年にディーン・ウイッター社と合併したが、旧ディーン・ウイッターの部門～証券販売とクレジットカード～の業績が悪いということだ。

このことは金融コングロマリットにシナジー効果があるのかどうかという疑問を呈するというのが、エコノミスト誌の見解だ。

この一連の問題は今後の日本の金融機関の合併やコングロマリット化にも影響を及ぼすと思われる。

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