Oregon on The Breeze ~ サトリの森

Yaplog時代のブログをこちらへ引っ越ししました。

1週間の避暑キャンプ(その2)

2008-08-05 23:39:11 | Trip
キャンプ場へ着いた日は、テントを張った直後からが降り始め、それもかなりひどく続いてましたの中から撮ったの様子)タープがないのでが降ったらの仕度はどうやってやろうか、今夜は夕食にありつけないのか・・・とか心配したのだけど、さすがに山の天気・・・が動くとあんなに降っていた雨も止んでしまうのよね

年毎にキャンプグッズも増えて、今年はlanternとBBQコンロが仲間入り。
サトパパはコンロでを熾すのが楽しみで仕方なかったようでがあがると早速、火熾しの術。
私とサトパパは10年近く前に(もうそんなにたつんだ~、アメリカ、ニュージャージー州でTom Brown Jr.がやっている学校<Tracker school>へ参加した事があるのだけど、サトパパはその後も数回、上のクラスに参加している。
が、私は1回こっきり
そこで習った事は、普通の都会生活ではあまり必要のない事ばかりかもしれないけど、サトパパは何かと言っては、Skillを磨いてる偉いよね

さてさて、夕飯の準備をするのに火を熾さなくてはいけないのだけど、私たちはコンロ以外、薪も炭も持って来てはいないのです。別に買い忘れた訳ではないのです。サトパパは、テントの周りには沢山の枯れた枝や木がゴロゴロしているはずなのを見越してましたから・・・。
でも、前述したように、キャンプ場は大雨で木はびしょ濡れです
そんな枝じゃ燃えそうもないですよね。
で・も・・・・白樺の樹皮は油分を含んでいるので燃えやすいんです。キャンプ場には白樺が沢山あって、切られたり、折れたりしている白樺もサイトにゴロゴロしています。幹から樹皮だけをはぎとって一番下に置き、その上に枯れた枝を三角錐の形に立てかけます。枝もで表面は濡れていますが、中までは濡れていないのでがつけば燃えます。
久々の火熾しにサトパパは集中しています。ナイフを入れ忘れたそうで、素手で枯れ枝を折ってました

もちろんサトパパもだと思うけど、長距離を頑張って一人で運転してきた私はお腹がすいてきました。
さっきから頑張ってるけれど、やっぱり湿っているからなかなか難しそうです
燃えたかな?と思うと、おとなしくなっちゃいました。

まぁ、今夜は肉や魚があるわけではないから・・・と言う事でから卓上コンロを出してきて、レトルトカレーとライスの簡単dinnerとなりました。自然の中で暮らすときは、臨機応変が大事です
実は同じ白樺の樹皮でも、紙のような樹皮が着火剤としてはベストなのです

その夜は、都会の空とは大違いの満天ので、どれがカシオペアだか、北斗七星だか北極星だかがわからないくらいだったのに、夜中には再びが頭上で踊り狂っていました(こわ~
うちの凸凹は平気なのに、寝た振りしながら一番怖がっていたのは私でした

翌日、キャンプ場を散策している時に、日焼けして皮が向け始めたようなPaper Birch(白樺)を見つけた私たちは、少しずつ丁寧に皮を頂きました。皮を取った後の白樺たちは、本当に美しい色白の樹になるんです
帰り道では、大きな枯れた松の枝を見つけたのでそれも引きずってテントまで持って帰りました。
そんな私の姿を見た人は、を2匹連れながら、何の為に自分より大きな松の枯れ木を引きずって、坂を上っているのだろうと思ったに違いない
でも、この枯れた松が、またまた素晴らしい火熾しのヘルパーになるはずなのだから・・・。

その日の、夕はサトパパがりっぱな火を熾してくれるに違いないと頭に描きながらテントまで頑張って引っ張って行ったんです
さぁて、サトパパの火熾し上手くいくかな?(mama記)

<道端に沢山咲いているFireweed>(万能ハーブです)

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