ぱにぽん

徒然なる言いたい放題

ヒトはどうして死ぬのか

2010年08月29日 18時08分46秒 | 本・マンガ・絵画・映画



ヒトはなぜ死ぬのか。
・細胞は死ぬようにプログラムされている。遺伝子。
・なぜ細胞に「死」が必要か。
胎児の手は、細胞のカタマリから指の間の細胞が死ぬことで形作られる。基本的に削って形成される
おたまじゃくしのしっぽが無くなるのも、昆虫の変態も同様。
少なくとも地球上の生命(除バクテリア等の原核生物)はそう?
進化は遺伝子のシャッフル。突然変異で発生した種も、環境に適合できない種は死んでいく。
この時に親が生きていると、環境へ適合した種への再シャッフルが起きやすくなり、環境への適合が薄まってしまう可能性があるのでは。だからより適合した種のみを生き残らせるために「死」という戦略をとったのでは。。。


身体の中でも常に細胞は作られ、失敗したモノ、傷ついた遺伝子を持つモノは自ら死ぬ事によって、正常性が保たれている。がんは死ぬ事を忘れた細胞。死ぬ事を忘れた細胞によって引き起こされる病気はいろいろ。現在の創薬はそういう点からのアプローチも盛んにされている。

などなど。

印象に残っている部分だけ書き出してみたが、書評や要約とするにはまだまだ足りない。

私のような聞きかじり読みかじり(?)人間にとっては、断片的な知識がかなり整理された気がする。

その他にもいろいろ考えさせられた。

自分の中での ”プチ” パラダイムシフト。


死から生を見つめ直す良書。



セカンドウィンド

2010年05月19日 00時04分47秒 | 本・マンガ・絵画・映画



先々週ぐらいに楽しんだ本。

自転車のシーンの描写は多少たどたどしく感じたりするところがあったけど、

この、妙に成長しない(いい意味でも悪い意味でも)主人公に共感するところがあったりしてなかなか楽しめた。







あぁ、もう5月も下旬に入ろうとしている。焦るなぁ。でも慌てるな。

百姓貴族

2010年04月02日 21時50分22秒 | 本・マンガ・絵画・映画



作者は「鋼の錬金術師」というTVでOAされているアニメの原作者。人気漫画家ですな。

作者の実家は北海道で農家。彼自身農業高校出身らしい。
主にその時代のネタを交えながら語られるエッセイ漫画。

おもしろい人にはおもしろい。

同様な農家の出身としては、そーなんだよねー、というスタンスでさらっと読める。

鳥のツボ抜きはやったことないけどね。


川瀬巴水木版画集

2010年02月20日 23時32分29秒 | 本・マンガ・絵画・映画

買っちゃった。




ソフトカバーなので、見やすい。これは好み。

収録点数が結構多い。これもおっけー。

でもちょっとページに複数作品を詰め込み過ぎなきらいあり。ちょっと残念。


発色もまぁまぁ。



巴水の版画はいいなぁ。

黒がしっかり沈んで、深い陰影が際立つ、いい画質の映画か写真を見た時のような印象。

その大正から昭和期にかけての頃の日本の風景を切り取ったその版画は、もはや見れる風景ではないものが多いのに、どこか見覚えがあるような錯覚を呼び起こす。


夜に一人でダイニングでコーヒーを飲みながら、しばし眺めて、寝るために頭を切り換える。




学研の科学と学習

2009年12月07日 00時00分03秒 | 本・マンガ・絵画・映画
学研の科学と学習は、私も小学校の頃にお世話になった雑誌だった。
毎月楽しみにしていたものだ。

娘も定期購読していたのだが、突然学研からお知らせが来た。
学研の科学と学習が「休刊」という事らしい。

恐らく実質上の廃刊ではないだろうか。

少子化が進んでいる中、経営としてはどうしようもなかろう。


少子化.....このままだといずれ「日本人」というのはほとんどいなくなる時代がくるんだろうな、と思う。



もやしもん8

2009年08月23日 00時22分11秒 | 本・マンガ・絵画・映画


8巻出たので買っていたんだけど、しばらく見れなかったの今日見ました。

ビールが飲みたくなる。

あ、発見があったのが、以下の秋田地ビール。知らなかった。帰省して田沢湖へ行ったときに寄ればよかった。

田沢湖 湖畔の杜

秋田市 AQULAビール


田沢湖ビールってのを、3~4年前にわらび座のあたりで飲んだけど、それとはまた別みたいね。田沢湖ビールもおいしかった。




プラネテス

2009年05月23日 22時44分06秒 | 本・マンガ・絵画・映画
プラネテス


一度見てから、買ったことさえ忘れていたマンガを、本棚の奥からママが引っ張り出してくれたので、久しぶりに見ました。モーニングに連載されていて、リアルタイムで見てたけど、単行本も欲しくて買ったんだった。


今から70年後がこうなのかはちょっとわかりませんが、いかにもありそうな未来、、、というか、とてもリアルに感じます。今でさえデブリは問題になってますからね。


少し内省的な内容が続くところが多いのは、好みの分かれるところと思いますが、重めな話が少なくないSF(小説でもマンガでも)というジャンルにおいては明るい雰囲気かな。SFに慣れていない人でも楽しめると思いますが。




宇宙モノといえば、ほとんど同じ時期に、ビックコミック・スペリオールに連載されていた"MOONLIGHT MILE"も、また違った意味でハードで大好きですね。あ、これ7巻までしか買ってなかったけど、17巻まで出てますなぁ。

じゃぁまだ連載しているのかな?

「うちの3姉妹」

2009年05月10日 10時31分38秒 | 本・マンガ・絵画・映画
しばらく前から、うちの長女がはまっているブログ「うちの3姉妹」がとっくにアニメなっているようですね。知らなかった。


// 長女がパソコンをいじるときは、この手のブログを読むか、リヴリーで遊ぶ時か、ポケンモンのゲームの攻略法を調べる時ぐらい.....。


この「うちの3姉妹」というブログは単行本にもなっているので、誕生日にねだって全巻買ってもらってました。

長女はブログの中の次女三女の傍若無人ぶりに苦労するお母さんや長女の気持ちに共感できるようで、


「わかるわかるー。ほんと、うちの子もこうなんだよね~」


となにやら母親っぽいセリフを。 おばはんくさいぞ。




こういう育児日記を見ていると、うちのママが長女から次女までこの10年(!)ずっとほぼ毎日書いている保育園の連絡帳を掲載したらおもしろいだろうなー、とか思ってしまう。しないだろうけど。


...............




最近笑えた次女のセリフだと.....



保育園に行くときに、今朝はちょっと寒いかな?と思いつつ、昼はまぁ暑くなるぐらいだからいいか...と、薄手のカーディガンを着せたところ、


「もっと濃いの!」


とリクエストされた。。。。。もっと暖かそうなのが欲しかったらしい。。。。おい、、もう5歳になったんだから......






サイモン・シン「宇宙創生」

2009年03月06日 23時34分43秒 | 本・マンガ・絵画・映画
サイモン・シン「宇宙創生」


この人の小説との出会いは「フェルマーの最終定理」。「宇宙創生」はそれから数えて三作目らしい。


「宇宙創生」は、人類が「宇宙はどうなっているのか。どうやってできたのか」を探り、「ビックバンがどうやら答えのとっかかりらしい」、というところまでたどり着くまでの歴史を、関わった研究者・科学者たちの人生とエピソードを交えながら語った物語。決して最新の宇宙論まで言及された本ではありませんが、客観的事実・観測結果によってほぼ間違いないだろうというところまでたどり着いた理論までをきっちり書いているのだと思います。


実に巧みに整理した宇宙論の歴史をわかりやすく展開してくれます。本や、テレビや、雑誌などから切れ切れに得た、なんとなくもやもやっとしていた知識の断片が、カチカチとつなぎ合わされて絵ができていくようなカンジ。


自分を信じ続けてある真実にたどり着く人もいる。世界中から賞賛されるほどの理論にたどり着いた人間が、自分たどり着いた結論に拘泥するあまりに、次の真実へはたどり着けなかったりする。紙一重だ。そして、人間は間違うものなのだとあらためて思った次第。

知らなかったエピソード、研究者達の人間模様。

一般向け宇宙論史の書として一級だと思うし、ヒューマンドラマとしても一級。


オススメ。





立花隆 "小川・益川理論の証明"

2009年02月22日 19時28分28秒 | 本・マンガ・絵画・映画

立花隆 "小川・益川理論の証明"

こないだのノーベル物理学賞の中身というか、意味がよくわかっていなかったので読んでみた。

立花隆という人は、テレビで話を聞いていて頭がいいのはよくわかる人でしたが、わたくしとしては今ひとつ印象がよくない(わかったようなわからないような事を言う人だ)という印象でしたが、この本はよくわかった、よくわかった気がする内容。

こういう理系の話を、いちおうきちんと解説できる、本がかけるというのはえらいなぁ。。。。。


でも、最初の方のマスコミ批評は、「ナニを今更。。。」の感が強く、わたくし的には鼻につきます。やっぱり、直接話をしてみたい、といういところまではいかないなぁ、この人。



もやしもん 7

2008年12月29日 17時55分55秒 | 本・マンガ・絵画・映画




おっと、ぼーっとしている間に発売されていたぜ!「もやしもん7」げっとー。

今回は、醤油と味噌づくりが中心。

醗酵は天才だ。

流して読んで、学園ドラマ(?)に思わずにやりとしてもよし、じっくり醤油や味噌やみりんができるまでを詳細に読み込んでもよし。もちろん漫画だからじっくりって言ったって限界ありますが。





フェルマーの最終定理

2008年06月09日 23時55分44秒 | 本・マンガ・絵画・映画
フェルマーの最終定理

家の本棚にあったので、「なんであるんだろう?」と何気なく読み始めましたが、すげーおもしろかった。すごいノンフィクションです。

フェルマーの最終定理が証明されたというニュースは、当時のNetNews(今は誰も見てないと思いますけど)でも全然関係のないカテゴリでも話題になった事をぼんやり覚えていますが、そのニュースの裏側には連綿と連なるこんな歴史があったとは。

おどろき。

いや、おもしろかった。中の数学は全然理解していないと思います。でも事実と前後関係の把握ができるぐらいには、わかりやすく書いてくれているので(それだけでもすごい事ですけど)おもしろく読めます。

この人の『暗号解読』とか、『ビッグバン宇宙論』も読んでみようかしら。