紹介していただいた本、3冊目は、
時計は「ヴァニタス(人生の儚さ)」の象徴。
「晩鐘(ミレー)」は、それまでのヌード画から農民画への移行、あくまで画家として成功するための「ジャンル替え」。
「星降る夜(ゴッホ)」は、自分の感情を、自由に構成して描いた絵。…好きな絵です。
「ひまわり(ゴッホ)」は、「日本の浮世絵にあるような明るい光」、黄色は太陽の色であり、友情と愛情の色。
「リンゴとオレンジ(セザンヌ)」は、描く対象の本質を捉え、対象を単純化し、その三次元の対象を彼の中でいったん解体してから、再び二次元のカンヴァスの上で描く対象を再構築した。
シンポリズム(象徴主義)を読み解くことにより、作品世界を深く理解することができる。
名画にはメッセージがたくさん込められている、「嘘」となってしまう描写を見つけることが美術鑑賞の楽しみでもある……。
読んで楽しむ名画鑑賞、おもしろいです。