6月4日に行われた「ぬぬぬパナパナ展」の中でこんなレクチャーを受けてきました。
申込当日に即日満席となった人気の講座です。
まずは朝香さんが何故着物生活をしているのか?何故「ぬぬぬパナパナ」を応援しているかというお話をされました。
ぬぬぬ=布の パナパナ=端々 という意味です。
手仕事で作られているものと量産されているものとの違い、朝香さんの丁寧に作られているものを紹介し作家さんたちを支援したいという熱い思いが伝わってきました。
朝香さんとは昨年京都のパーティーでお目にかかりましたが私のことを自転車で外国へ行く方ね~と覚えていてくださったことにまず感激(笑)
メモを取りなんとか私なりにまとめてみたいと思いましたが忘れていることも多く自分の記憶力、理解度のなさに愕然。。。
もし間違っていたら教えてくださいね。
<絹> 上原久美さん
石垣島はもともと養蚕があり組合がなくなったのち4人で製作されているそうです。
お蚕さんは桑の葉をシャカシャカ音がするほど食欲旺盛?だそう、しかし食べなくなる頃に回転まぶしというダンボールのアパートのようなものに入れる。
蚕は上へ上へ上がる習性から重みでこのダンボールハウスが回転するらしいのです。
すると綺麗な繭が出来上がるんだそうです、すごいですねぇ~
糸作りから精錬(灰汁でセリシンを除く)
生の繭のままで糸を作るそうです。
煮た繭は座繰りにあげて糸にする、艶やかに変化。
この変化が面白いし美しいです。
<和綿> 白井仁さん
千葉の流山で伊豆大島綿を作っておられます。
9月中旬実から綿がはじける、綿を天日干し、綿繰り機で種と綿を分ける。
弓で綿打ちをしてペシャンコになった綿をふあふあの綿にして糸車で紡ぐんだそうです。
弓で叩くのですね。
<紙布> 宮下利津子さん
お召しになっておられた着物、同じ色で染めて媒染液を違えて模様のようにされていましたが着物、帯、頭に巻かれた布すべてとっても素敵でした♪
古い大福帳を糸にする、手仕事で端っこを切り落とさないようにカッターで切る。
丸みのある石の上で揉む。
そうするとシンプルで力のある布ができる。
墨のところも面白い模様になるそうですよ。
こちらの帯も紙布だそうです。
味がありますねぇ~
<苧麻> 上原久美さん
一年にそれも春に3回収穫する苧麻(45日で成長)、1本ずつ手で刈り取るそうです。
外皮を剥がし(外皮を使用)芯を取る。灰汁が出るので水に浸す。
外皮を削いで取り除くと白い繊維が現れる「モトブー」セロリの芯のようなもの
これには天地があり間違わないようにつないで(横糸)糸ができる。
お蚕さんは自然に糸を自分で作り上げる自動製造機のような素晴らしいもの、それに比べると苧麻は植物から育て刈り取り糸を細かく裂き島のおばぁちゃんがつないでくれるから仕事が続けられる。
という上原さんのお話は印象的でしたね。
細かく裂く作業を見せてくださいました。(本当に細かいこと)
実物を見たことがないので蚕も苧麻もみてみたい。
<芭蕉> 亀田恭子さん
喜如嘉の芭蕉布は煮るが八重山はそのまま皮から作るそうです。
沖縄の地図を示されて多くの島の位置を確認しました。
糸に弾力がある(皮芭蕉)芭蕉布が出来上がる。
<羊毛> 濱野太郎さん
羊毛の世界も厳しくて個人の作家さん、それも素人の方が入選されているのでそういう方々の作品を手にいれるのも楽しいし利口にお買い物ができる。
着物とショールいいですね。
1頭買いをして洗毛し染めて1m幅の織り機を使って作品を作っておられるそうです。
フエルト状にする手作業を見せてくれました。
<染料> 前津雪絵さん
西表島で染色をされています。
写真の糸も美しく輝いています!
黄色系=福木(フクキ)
茶系=紅木(ヒルギ)いわゆるマングローブの樹皮だそうです
灰色=赤芽ガシワ
グレー茶=クバデーサ(モモタマナ)
青色=八重山木藍
もう一つ石垣と西表島にしか自生しない紅露(クール)ソメモノイモがあるとの説明がありました。
大変勉強になりました、そして朝香さんの毎回のレポート力の細やかさと情熱を見せつけられました。(私には難しい。。。涙)
さすがの朝香さんですねぇ~
ますます頑張ってください、応援しています!
会場は「染織王国琉球の布」展も同時開催されており見応えある南の島の着物や帯がこれだけたくさん展示さてているのは初めてかしら。
会場でお見かけした男性の宮古上布、50年前の着物だそうですがか軽い感触とこのツヤ感、初めて触らせてもらう。
展示されている着物も触らせていただきましたがほんと素敵♪(手間暇かけて制作されているのでこれだけの金額。。。ふ~)
そして私はすみれ庵のN先生と記念写真、昨年のぬぬぬパナパナ展をきっかけに親しくご指導していただいてます。
感謝です~
毎日通いたいほどの魅力ある作品がいっぱい!でした。
南の島の布には人を惹きつけるものがたくさんありますね。
また来年が楽しみです。
会場でお会いした皆さん、FB友達になった皆さん、お世話になりありがとうございました。
申込当日に即日満席となった人気の講座です。
まずは朝香さんが何故着物生活をしているのか?何故「ぬぬぬパナパナ」を応援しているかというお話をされました。
ぬぬぬ=布の パナパナ=端々 という意味です。
手仕事で作られているものと量産されているものとの違い、朝香さんの丁寧に作られているものを紹介し作家さんたちを支援したいという熱い思いが伝わってきました。
朝香さんとは昨年京都のパーティーでお目にかかりましたが私のことを自転車で外国へ行く方ね~と覚えていてくださったことにまず感激(笑)
メモを取りなんとか私なりにまとめてみたいと思いましたが忘れていることも多く自分の記憶力、理解度のなさに愕然。。。
もし間違っていたら教えてくださいね。
<絹> 上原久美さん
石垣島はもともと養蚕があり組合がなくなったのち4人で製作されているそうです。
お蚕さんは桑の葉をシャカシャカ音がするほど食欲旺盛?だそう、しかし食べなくなる頃に回転まぶしというダンボールのアパートのようなものに入れる。
蚕は上へ上へ上がる習性から重みでこのダンボールハウスが回転するらしいのです。
すると綺麗な繭が出来上がるんだそうです、すごいですねぇ~
糸作りから精錬(灰汁でセリシンを除く)
生の繭のままで糸を作るそうです。
煮た繭は座繰りにあげて糸にする、艶やかに変化。
この変化が面白いし美しいです。
<和綿> 白井仁さん
千葉の流山で伊豆大島綿を作っておられます。
9月中旬実から綿がはじける、綿を天日干し、綿繰り機で種と綿を分ける。
弓で綿打ちをしてペシャンコになった綿をふあふあの綿にして糸車で紡ぐんだそうです。
弓で叩くのですね。
<紙布> 宮下利津子さん
お召しになっておられた着物、同じ色で染めて媒染液を違えて模様のようにされていましたが着物、帯、頭に巻かれた布すべてとっても素敵でした♪
古い大福帳を糸にする、手仕事で端っこを切り落とさないようにカッターで切る。
丸みのある石の上で揉む。
そうするとシンプルで力のある布ができる。
墨のところも面白い模様になるそうですよ。
こちらの帯も紙布だそうです。
味がありますねぇ~
<苧麻> 上原久美さん
一年にそれも春に3回収穫する苧麻(45日で成長)、1本ずつ手で刈り取るそうです。
外皮を剥がし(外皮を使用)芯を取る。灰汁が出るので水に浸す。
外皮を削いで取り除くと白い繊維が現れる「モトブー」セロリの芯のようなもの
これには天地があり間違わないようにつないで(横糸)糸ができる。
お蚕さんは自然に糸を自分で作り上げる自動製造機のような素晴らしいもの、それに比べると苧麻は植物から育て刈り取り糸を細かく裂き島のおばぁちゃんがつないでくれるから仕事が続けられる。
という上原さんのお話は印象的でしたね。
細かく裂く作業を見せてくださいました。(本当に細かいこと)
実物を見たことがないので蚕も苧麻もみてみたい。
<芭蕉> 亀田恭子さん
喜如嘉の芭蕉布は煮るが八重山はそのまま皮から作るそうです。
沖縄の地図を示されて多くの島の位置を確認しました。
糸に弾力がある(皮芭蕉)芭蕉布が出来上がる。
<羊毛> 濱野太郎さん
羊毛の世界も厳しくて個人の作家さん、それも素人の方が入選されているのでそういう方々の作品を手にいれるのも楽しいし利口にお買い物ができる。
着物とショールいいですね。
1頭買いをして洗毛し染めて1m幅の織り機を使って作品を作っておられるそうです。
フエルト状にする手作業を見せてくれました。
<染料> 前津雪絵さん
西表島で染色をされています。
写真の糸も美しく輝いています!
黄色系=福木(フクキ)
茶系=紅木(ヒルギ)いわゆるマングローブの樹皮だそうです
灰色=赤芽ガシワ
グレー茶=クバデーサ(モモタマナ)
青色=八重山木藍
もう一つ石垣と西表島にしか自生しない紅露(クール)ソメモノイモがあるとの説明がありました。
大変勉強になりました、そして朝香さんの毎回のレポート力の細やかさと情熱を見せつけられました。(私には難しい。。。涙)
さすがの朝香さんですねぇ~
ますます頑張ってください、応援しています!
会場は「染織王国琉球の布」展も同時開催されており見応えある南の島の着物や帯がこれだけたくさん展示さてているのは初めてかしら。
会場でお見かけした男性の宮古上布、50年前の着物だそうですがか軽い感触とこのツヤ感、初めて触らせてもらう。
展示されている着物も触らせていただきましたがほんと素敵♪(手間暇かけて制作されているのでこれだけの金額。。。ふ~)
そして私はすみれ庵のN先生と記念写真、昨年のぬぬぬパナパナ展をきっかけに親しくご指導していただいてます。
感謝です~
毎日通いたいほどの魅力ある作品がいっぱい!でした。
南の島の布には人を惹きつけるものがたくさんありますね。
また来年が楽しみです。
会場でお会いした皆さん、FB友達になった皆さん、お世話になりありがとうございました。
話しには聞いているも、実際に目の前で見ると、驚きも格別でしょうね。
大福帳を切り刻んで布を作る、というの、信じられませんね。
お蚕さまにしても、あんな虫から美しい糸ができるなんて、初めて作った人は偉いですよね。
それぞれの作り手さんの熱意も伝わってきました。
いろいろなところに旅をして、地元での作業も見てみたいですね。
素敵なレポートありがとうございました。
それを着物や帯にするなんて今は贅沢ね(昔は日常着)
そして蚕さんは天才ですね~(笑)あんな綺麗な繭を作るなんて。なんでも初めての人はすごいです。
私も時間ができたら産地へ旅したいわ、まず南方面
♪私は夏の着物に憧れて着物の世界に触れたのですがやはり原点は琉球の布かもしれないですね。
柔らか物もいいのですが紬や絣、上布などに魅力を感じます。
読んでいただいてありがとう。
それにしても、羊一頭買いにはビックリです。
特に植物から育てるというのは気の遠くなるような作業が続きます。
お値段が高いのも頷けるわ。
羊が昔は日本にもたくさんいたとか?
ほとんど食料として食べちゃったらしいよ(笑)
北海道に行くと食べるけれど関西ではあまり食べません。
羊毛も食も。。。羊も偉いわね。
本当に楽しい講座と展示でした~