里の常連さん情報

横田の里の常連さんが綴る里のネタ特集

おどろき野菜具だくさんスープ カムジャタン

2014年02月28日 | 冬ネタ

小腹が減ったとき、コンビニで何を買えばいいのか。以前から、私は「スープなど温かい汁物」をおすすめしています。

 昼食に、おにぎりを2個食べるなら、おにぎりを1個にして即席の味噌汁やスープを買う。こうすると、カラダが温まることで満腹中枢が刺激され、摂取カロリーを少なくしても、満足感はアップするという理屈です。

 最近のスープは、一杯あたり90キロカロリーを切るようなものが続々と出てくるようになりました。

 こうしたカップのスープには、春雨が入ったものが多くあります。春雨はヘルシーな食材といわれていますが、重量あたりカロリーは中華麺や米などと大差ありません(以下、数字は100グラムあたり)。

 《精白米=355キロカロリー、干し中華麺(乾)=356キロカロリー、干しうどん(乾)=348キロカロリー、春雨(乾)=330キロカロリー》

 春雨スープのポイントは、「少量」春雨を入れているところ。カロリーを抑えつつ、スープだけを飲むのと違い、春雨が入っていると噛みごたえが出ます。

 今回、取りあげる「おどろき野菜具だくさんスープ カムジャタン」には春雨が入っていません。「カムジャタン」というのは、豚の背骨とジャガイモを使った料理ですので、春雨ではなく、フライドポテトが具になっています。それでも、カロリーは90キロカロリーしかありません。

 「おどろき野菜」シリーズ最大のポイントは、フリーズドライの野菜がたっぷりと入っていること。1日に摂取したい野菜の量は、350グラムとされていますが、その3分の1量(約116グラム)の野菜が入っています。

 具体的にはキャベツ、チンゲン菜、コーン、白菜、もやし、ニンジンなど。といっても、フリーズドライになっていて、水分が抜け、加工された状態ですので、ビタミンの摂取などはあまり望めませんが、食物繊維はしっかりと摂取できるはず。何よりも具がたくさん入っていて、食べごたえがあります。

 「トンコツスープのラーメンが好き」「フライドポテトが好き」というような人にとっては、カロリーを抑えるのに最適の「高カロリーさようならメニュー」です。

 昼食を食べてから時間がたち、おなかがすいて集中力が落ちてきた夕方。こうしたスープを飲んでおけば、残業もはかどり、その後の居酒屋やラーメン屋でのドカ食い予防にもなります。低カロリーですので、自宅で遅い夕食を食べたい方にも安心です。

 しっかりと食感のある野菜を噛んで食べることで、脳にも満腹の信号がしっかりと送られるはず。

 注意したいのは、塩分の取りすぎになるということ。今回の商品には食塩2・5グラム分のナトリウムが入っています。1日の塩分の目標量は、男性9グラム、女性7・5グラム。1日の中で、塩分の少ない食事をして調節するよう、意識をしてみてはいかがでしょうか。

 ■浅野まみこ(あさの・まみこ) 1975年生まれ。管理栄養士。食と健康のコンサルティング会社「エビータ」代表取締役。1万8000件以上の栄養相談の経験を元に「『コンビニ食・外食』で健康になる方法」(草思社)を著し、企業のコンサルティング、テレビ出演、講演活動を行う。