上は、数日前の新聞記事。
松井大阪府知事と橋下大阪市長が、関西の経済界幹部と「料亭」で会ったこと。そこで、大飯原発の再稼働容認の方向に舵が切られたことを報じている。
1段目の左2行目からに注目してほしい。
ここには、「別室に移って宴会が・・・」と書かれている。
維新の会・橋下氏は、住民の関心を引くサプライズ的なことを、マスコミの前で展開してきた。組合幹部に頭を下げさせたのも、テレビを通じて広く報道されている。
さてはて、マスコミが入れない料亭で、利害関係者と政治家が集まり「談合」して、公的な場ではないところで政治のへ方向性が決められてきたのは、まさしく自民党時代の「宴会政治」である。
複数の報道では、従来、その場で機密費から現金やスーツお仕立券が野党政治家に渡っていたとか、業界団体からの「こころ付け」が渡されていたなどとされている。
大阪の料亭で何があったかは?であるが、原発再稼働のような国民・住民に大きな影響を与える事柄を決めるのは、「開かれた公的な場」であるべきでだ。
橋下市長が、5月末に態度を急変させたのは、マスコミ報道だけを見ていたのでは不可解だが、このような記事に接すると「なるほど」とつじつまが合うのだ。
つまり、橋下維新の会は、自分たちの都合で「公開する場」と「隠して談合する場」を使い分けていることが分かる。
結局、維新の会は、既成政党と違うと見せかけて、実は国民からノーを突きつけられた自民党政治と根っこは同じであることを如実に示している。
同じ地方政治の政治家として、許せない行動である。
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