このタイトルは、4月25日に沖縄・読谷村で開催された「県民大会」で、普天間高校3年生の岡本かな さん、志喜屋成海さんの2人が、高校生を代表した発言の中で、最後の締めくくりの言葉である。
基地のすぐそばで学んでいる2人の訴えをできるだけ伝えたい。
厚さ6センチの窓いっぱいに見える飛行機の胴体。これが普天間高校の日常の光景だ。授業中でもテスト中でも容赦なく全てを中断させる音、低空飛行する機体に「うるさい」と叫んだこともあった。「フェンスで囲まれているのは基地なの、私たちなの」と考えたこともあった。普天間基地を含め、日本にある米軍専用基地の75%が沖縄にあることを実感した。沖縄に基地があることを仕方ないと考えていないか。それぞれの立場で、基地問題に向き合ってほしい。
基地で働く人や辺野古で座り込みをして反対運動をする人など、基地に対しいろいろな気持ちを持つ人もいる。すべての人たちが懸命にに生きているからこそ、沖縄はいつも矛盾を抱えている。沖縄は琉球王国の頃から、平和を愛し、人とのつながりを大切にしてきたので、平和を築く力がある。会場でも会場外でも、多くの人が何とかしたいという思いで集まっている。基地問題を、日本国民が自分の問題として考えて欲しい。一人でも多くの人たちに想いが届いてほしい。
未来は、私たちの手の中に。
この日の集会は2時間弱だった。集会の司会を務めたのも、地元読谷高校の女子生徒だった。集会のオープニングで現代版組踊「阿麻和利」を演じたのは、うるま市内の中高校生だった。2004年に発生した沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故の際同大学の学生だった若者もいた。
本土にいる「語り部」は、高齢化して、若者も関心が盛り上がらりにくいが、沖縄では現在の若者も実体験を持つ「語り部」である。
つい最近、民主党のある議員が、「普天間基地問題は、生活と無関係」とおおせになったとか・・・・永田町との温度差がありすぎる。
現地で感じたのは、「鳩山総理の5月回答」への期待ではなく「なくしてくれ」である。沖縄の人たちは、5月末までにあわてて結論を急ぐことでなく、基地をなくしてほしいことの方が優先だと考えている。
急いてことを仕損じるなかれ
基地のすぐそばで学んでいる2人の訴えをできるだけ伝えたい。
厚さ6センチの窓いっぱいに見える飛行機の胴体。これが普天間高校の日常の光景だ。授業中でもテスト中でも容赦なく全てを中断させる音、低空飛行する機体に「うるさい」と叫んだこともあった。「フェンスで囲まれているのは基地なの、私たちなの」と考えたこともあった。普天間基地を含め、日本にある米軍専用基地の75%が沖縄にあることを実感した。沖縄に基地があることを仕方ないと考えていないか。それぞれの立場で、基地問題に向き合ってほしい。
基地で働く人や辺野古で座り込みをして反対運動をする人など、基地に対しいろいろな気持ちを持つ人もいる。すべての人たちが懸命にに生きているからこそ、沖縄はいつも矛盾を抱えている。沖縄は琉球王国の頃から、平和を愛し、人とのつながりを大切にしてきたので、平和を築く力がある。会場でも会場外でも、多くの人が何とかしたいという思いで集まっている。基地問題を、日本国民が自分の問題として考えて欲しい。一人でも多くの人たちに想いが届いてほしい。
未来は、私たちの手の中に。
この日の集会は2時間弱だった。集会の司会を務めたのも、地元読谷高校の女子生徒だった。集会のオープニングで現代版組踊「阿麻和利」を演じたのは、うるま市内の中高校生だった。2004年に発生した沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故の際同大学の学生だった若者もいた。
本土にいる「語り部」は、高齢化して、若者も関心が盛り上がらりにくいが、沖縄では現在の若者も実体験を持つ「語り部」である。
つい最近、民主党のある議員が、「普天間基地問題は、生活と無関係」とおおせになったとか・・・・永田町との温度差がありすぎる。
現地で感じたのは、「鳩山総理の5月回答」への期待ではなく「なくしてくれ」である。沖縄の人たちは、5月末までにあわてて結論を急ぐことでなく、基地をなくしてほしいことの方が優先だと考えている。
急いてことを仕損じるなかれ