先日、素晴らしい誕生日プレゼントをいただいた。
『越中銘酒百選』というタイトルのついた、篆刻(てんこく)作品の掛け軸である。
篆刻とは、石などを印刀で削り、印章を作ることを指す。わが国では、書道芸術のひとつとして多くの愛好家がいるそうだ。
これは、交流のある富山在住のブロガー、やいっちさんから頂戴した、大変文化的価値の高い美術品である。この先、これ以上のものを入手できるとは思えない。
文字だけでなく、繊細な図柄も忠実に再現されており、技術の高さに驚かされる。
よくもまあ、こんなに細かい作業を続けられるものだと、ため息が出る。
銘酒への愛着やこだわりなども伝わってきて、見ていて飽きない。
作品は、過日亡くなられた篆刻家・青木越峰氏が、下積み時代に他のお弟子さんと共同で制作したものらしい。ご子息であるやいっちさんが、氏の遺品としてブログ公開したところを、私が拝見したというわけだ。(やいっちさんのブログはこちら)
幸運にも、ご厚意でいただけることになり、夢のようである……。
本当に、ありがとうございました。
地震や火事の際には、真っ先に持ち出さなければ!
眺めていたら、篆刻家たちの熱意に伝染したのか、「私も作ってみたい」という意欲が、ムクムク湧いてきた。
図案が、パッと浮かんでくる。
素材として、消しゴムを使ってもいいらしい。
たしか、高校生のときの彫刻刀セットが、今でもあるはずだ。
鏡文字にして、私は一心不乱に消しゴムを彫り始めた。消しゴムは軟らかい上に弾力性があり、多少目測を誤っても誤魔化しが利く。初心者にとっては扱いやすい。
カーブでは、彫刻刀でなく消しゴムを動かしたほうが、美しく仕上がるのだとわかった。目を近づけ、せっせと手を動かす。1時間もすれば、作品の完成だ。
やったーーー!!
しかし、紙に押してみたらどうなるのだろう……。
私はドキドキしながら、作品に朱肉をつけた。消しゴムを持つ手が震える。ペッタンという手ごたえのあと、消しゴムを持ち上げたら、意外とイメージ通りのものができていた。横線が右下がりになってしまったことと、線がギザギザになっているところは気に食わないが、初めてにしてはまあまあだろう。
満足、満足。
せっかくなので、こちらも和風にデコレーションしてみた。
ミニミニ掛け軸である。
どうでしょう~!?
楽しんでいただけましたか? クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
『越中銘酒百選』というタイトルのついた、篆刻(てんこく)作品の掛け軸である。
篆刻とは、石などを印刀で削り、印章を作ることを指す。わが国では、書道芸術のひとつとして多くの愛好家がいるそうだ。
これは、交流のある富山在住のブロガー、やいっちさんから頂戴した、大変文化的価値の高い美術品である。この先、これ以上のものを入手できるとは思えない。
文字だけでなく、繊細な図柄も忠実に再現されており、技術の高さに驚かされる。
よくもまあ、こんなに細かい作業を続けられるものだと、ため息が出る。
銘酒への愛着やこだわりなども伝わってきて、見ていて飽きない。
作品は、過日亡くなられた篆刻家・青木越峰氏が、下積み時代に他のお弟子さんと共同で制作したものらしい。ご子息であるやいっちさんが、氏の遺品としてブログ公開したところを、私が拝見したというわけだ。(やいっちさんのブログはこちら)
幸運にも、ご厚意でいただけることになり、夢のようである……。
本当に、ありがとうございました。
地震や火事の際には、真っ先に持ち出さなければ!
眺めていたら、篆刻家たちの熱意に伝染したのか、「私も作ってみたい」という意欲が、ムクムク湧いてきた。
図案が、パッと浮かんでくる。
素材として、消しゴムを使ってもいいらしい。
たしか、高校生のときの彫刻刀セットが、今でもあるはずだ。
鏡文字にして、私は一心不乱に消しゴムを彫り始めた。消しゴムは軟らかい上に弾力性があり、多少目測を誤っても誤魔化しが利く。初心者にとっては扱いやすい。
カーブでは、彫刻刀でなく消しゴムを動かしたほうが、美しく仕上がるのだとわかった。目を近づけ、せっせと手を動かす。1時間もすれば、作品の完成だ。
やったーーー!!
しかし、紙に押してみたらどうなるのだろう……。
私はドキドキしながら、作品に朱肉をつけた。消しゴムを持つ手が震える。ペッタンという手ごたえのあと、消しゴムを持ち上げたら、意外とイメージ通りのものができていた。横線が右下がりになってしまったことと、線がギザギザになっているところは気に食わないが、初めてにしてはまあまあだろう。
満足、満足。
せっかくなので、こちらも和風にデコレーションしてみた。
ミニミニ掛け軸である。
どうでしょう~!?
楽しんでいただけましたか? クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
俺が店を始めて二年くらい経った時だったと思う、常連さんが富山県出身で北海道の富良野を拠点にしてる篆刻家の福瀬 餓鬼(ふくせがき)さんと一緒に来店された。その場で和紙に店の印象やら思いを墨で綴られてプレゼントされてビックリしました。後から専門業者に裏打ちを頼み店の宝として飾ってあります。
娘二人も書道をやってるので篆刻で印を押してます。ただし誰が作った篆刻かしらんけどね(笑)
でも、
砂希さんの作品がいいねー。
まさに職人技だね。何せ、じゃがいもでスタンプを作った事ぐらいしかないから何とも…。^^;
しかしまあ、これ、凄いですね!!
ひとつひとつじっくり眺めて楽しみたいです。
砂希さんの作品もステキ♪
センスあるな~。
写真で見たときも驚いたけど、実物の迫力には到底及ばないね…。
「こんなに細かい」と仰天したよ。
比較は、自分でやってみるとわかるね。
道具にもよるだろうけど、何しろ線を自在に彫れないもので。
思うようにできなかった~。
福瀬 餓鬼さん、お店が気に入ったんだね。
その場で、っていうのがプロだわ。
この節はありがとうございました~!!
私の作品、拡大するのもはばかられ、こんなレベルでアップしちゃいました(笑)
まず、下書きでつまずきましたよ。
どうやって、消しゴムに写し取ればいいのか。
やってみないとわからないことが、たくさんありますね。
ああ、イモ版とかいうやつかな。
私はサツマイモを使ったような…。
消しゴムと違って、弾力性がないから、ミスったら融通が利かない感じだね。
でも、彫りやすいかも。
長持ちしないのが欠点だけど。
今度、スナフキンで作ってみたら??
ワイン党の私でも、楽しくなるような掛け軸です。
日本酒党にはたまらないでしょうね。
一度、感想を聞いてみたいもので…。
稲穂を表現したデザインがありました。
ポチポチと楕円が続いていて、技術の細かさに脱帽ですね。
大事にしま~す!
砂希さんの作品もまた素敵にできましたね。
はい、いいものをいただきました。
やはり、本物に触れることが大事だと思います。
私の作品も、オーケーですか??
普通の紙にペッタンするだけだと貧相だったので、和紙に貼り付けたのがよかったかも。
楽しかったので、またやってみます。
今度はかまぼこの板を狙っています(笑)