妹が卒業旅行をした際にもらった御守りがある。
たぶん、もう25年くらい経っているはずだ。いくらなんでも返しに行かねばと、気になっていた。
「出雲大社に行きたい」
家族旅行の行き先を決めるとき、娘がこう提案してきたので、渡りに舟とばかりに賛成した。
島根に行くのは初めてだ。出雲縁結び空港から連絡バスに乗り、出雲大社に向かった。なぜか、旅行の一番初めに行かねばと思った。
「前方に一の鳥居が見えてきました」
島根の人は「よくしゃべる」という印象だ。連絡バスなのに、運転手が観光バス並みに案内をしてくれる。松を防風林にしている家屋や、天気、参拝の仕方、下車するバス停などなど、話題が尽きないことに驚いた。
タクシーに乗っても同様だったし、山陰本線で益田方面に行ったときも「運転手に話しかけないでください」と何度も放送していたことを考えると、社交的な県民なのではないかと感じた。
ちなみに、一の鳥居は風力発電のプロペラのように巨大だったため、とてもカメラに収まらなかった。写真がなくて残念だ。
境内に入ると、あちらこちらにウサギが並んでいる。
愛くるしい姿に魅了され、観光客に囲まれていた。
この神社には大国主命(おおくにぬしのみこと)が祀られている。
「だいこくさま」という呼び方の方がピッタリくるかもしれない。
10月には、全国の神々がお集まりになる神社なので、敷地は広いし、建物がやたらと立派だ。格式の高さとスケールに圧倒される。
まずは拝殿。
出雲大社では、「二礼、四拍手、一礼」が作法なので、あちこちで「パンパンパンパン」と手を合わせる音が響いてくる。
「あ、御守りを返さなきゃ」
ここでようやく大事な用件を思い出した。拝殿の手前に引き返し、当初の目的を果たす。何やらスッキリした気分だ。
ご本殿には入れない。八足門という場所からお詣りする。
特別参拝ツアーに申し込めば立ち入ることができるようだ。もっと、時間があればよかったのに。
未練がましく、門の周囲をグルッと回り、内部の様子をうかがう。
屋根しか見えなくても、御利益ありそうな気がする。
写真を撮っていたら、蜂が指にとまったが、刺されなかった。大社の蜂は行儀がいい?
最後に見たのは神楽殿である。
ここの注連縄は日本最大級で、重さは4.4トンもあるのだとか。拝殿の注連縄も大きかったけれど、こちらの方が遥かに立派で度肝を抜かれる。
「ここで写真を撮ろうよ」
ジャンボな注連縄を背景に、今年の旅行の家族写真。いい感じ~!
おみくじは、もっといい感じであった。
「なになに、本年は、いよいよ和楽に結ばれた心楽しいことが多い年である。福縁に結ばれて、業は着々と生成発展の域に進む、だって」
さらに、願い事叶う、売買利ありなど、よいことばかりが書いてあるのがうれしい。
「ミキは、出費が多いって書いてあった……」
慢性金欠病でピーピーしている娘は、それなりのおみくじを引いている。
てことは、当たっているのかも?
3泊4日の旅行が、気分よくスタートした。
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
たぶん、もう25年くらい経っているはずだ。いくらなんでも返しに行かねばと、気になっていた。
「出雲大社に行きたい」
家族旅行の行き先を決めるとき、娘がこう提案してきたので、渡りに舟とばかりに賛成した。
島根に行くのは初めてだ。出雲縁結び空港から連絡バスに乗り、出雲大社に向かった。なぜか、旅行の一番初めに行かねばと思った。
「前方に一の鳥居が見えてきました」
島根の人は「よくしゃべる」という印象だ。連絡バスなのに、運転手が観光バス並みに案内をしてくれる。松を防風林にしている家屋や、天気、参拝の仕方、下車するバス停などなど、話題が尽きないことに驚いた。
タクシーに乗っても同様だったし、山陰本線で益田方面に行ったときも「運転手に話しかけないでください」と何度も放送していたことを考えると、社交的な県民なのではないかと感じた。
ちなみに、一の鳥居は風力発電のプロペラのように巨大だったため、とてもカメラに収まらなかった。写真がなくて残念だ。
境内に入ると、あちらこちらにウサギが並んでいる。
愛くるしい姿に魅了され、観光客に囲まれていた。
この神社には大国主命(おおくにぬしのみこと)が祀られている。
「だいこくさま」という呼び方の方がピッタリくるかもしれない。
10月には、全国の神々がお集まりになる神社なので、敷地は広いし、建物がやたらと立派だ。格式の高さとスケールに圧倒される。
まずは拝殿。
出雲大社では、「二礼、四拍手、一礼」が作法なので、あちこちで「パンパンパンパン」と手を合わせる音が響いてくる。
「あ、御守りを返さなきゃ」
ここでようやく大事な用件を思い出した。拝殿の手前に引き返し、当初の目的を果たす。何やらスッキリした気分だ。
ご本殿には入れない。八足門という場所からお詣りする。
特別参拝ツアーに申し込めば立ち入ることができるようだ。もっと、時間があればよかったのに。
未練がましく、門の周囲をグルッと回り、内部の様子をうかがう。
屋根しか見えなくても、御利益ありそうな気がする。
写真を撮っていたら、蜂が指にとまったが、刺されなかった。大社の蜂は行儀がいい?
最後に見たのは神楽殿である。
ここの注連縄は日本最大級で、重さは4.4トンもあるのだとか。拝殿の注連縄も大きかったけれど、こちらの方が遥かに立派で度肝を抜かれる。
「ここで写真を撮ろうよ」
ジャンボな注連縄を背景に、今年の旅行の家族写真。いい感じ~!
おみくじは、もっといい感じであった。
「なになに、本年は、いよいよ和楽に結ばれた心楽しいことが多い年である。福縁に結ばれて、業は着々と生成発展の域に進む、だって」
さらに、願い事叶う、売買利ありなど、よいことばかりが書いてあるのがうれしい。
「ミキは、出費が多いって書いてあった……」
慢性金欠病でピーピーしている娘は、それなりのおみくじを引いている。
てことは、当たっているのかも?
3泊4日の旅行が、気分よくスタートした。
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
しかし出雲大社の記憶はもうほとんどない...
ですから砂希先生の更新を楽しみにしていますね~
山は大山でしょうか。
ちょうど台風20号が島根方面に向かって北上していたのですが、地元の方は警戒していません。
中国山地に阻まれて、いつも雨雲が散り散りになると言っていました。
今まで大きな被害がなかったそうです。
今回もニュースになっていませんでしたから、きっと予想通りだったのでしょう。
神の国は守られているようです。
再入院、再手術お疲れさまです。
無事に終了するといいですね。
記念登山されたんですね。
そちらの印象が強くて、出雲大社は霞んでしまったのでしょうか。
とにかくデカい神社です。
集まった神様たちが歩く道も決まっているのだとか。
こちらも書きたいことがありすぎて、どうやってまとめればいいのか迷い中……。
うーん、どうしようかな。
大国主命も兄弟が80人いたそうで、縁結びというよりも古事記でいうところのマグワイの神様かも…
大きな注連縄ですね、一度行って見たい気もするけど今さらご利益を戴いても~~~~~~~~(;_ _)O パタ…
なるほど、それでトーク術がDNAに刻み込まれているのかしら……。
兄弟が80人もいたら、10カ所くらいに分かれて住まないといけませんね。
名付けだけでも頭を使います。
ところで、縁結びは何も異性に限ったことではないようです。
仕事とのご縁、お金とのご縁など、自分を豊かにしてくれるもの全般との縁結びが期待できるんですって。
この歳になったら、お金と結ばれたいですね~(笑)
僕も大阪に旅行行ってきましたが、天候が悪いタイミングを避けられてよかったですわ。
駅伝の応援ではありませんが、箱根や伊勢には行ったことありますが、出雲は無いなぁ。
「因幡の白兎」に出てくるのが大国主神なんですね。自信がなかったので調べてみましたが、スサノオの息子、又は、六世or七世の孫なんだ。
瀬戸内海の反対側はあんまり近づいたこと無いのですが、行ってみたい気はします。年齢のせいかな?昔はこの地域に行きたいと思ったこと無かったなぁ。
日本海側はいいですよ。
瀬戸内海よりも、雄大で荒っぽい日本海は天候の変化も目まぐるしくて退屈しません。
加えて、海の幸が充実しています。
野菜もスイーツも美味しいし。
出雲は神様の集まる国ですから、格式が高くて心にゆとりのある人が多いと感じました。
大阪の記事もアップしてくださいね。
神様なのに、船で出雲に集合されるとは知りませんでした。
てっきり・・・
日本の夜を護る、大事な役割ですね。夜あってこその、昼。
ずいぶん前ですが、福井の敦賀から、大社へ行く急行が走っていました。
その名も「大社」
嶺南に勤めていた頃、一度乗りたいなと思って・・・
身軽なひとり身、実行に移せばよかったです。
たぶん、神々は古代の方法をそのまま使っているのでしょうね。
舟といってもクルーズ船じゃないと思います(笑)
飛行機で来て、出雲空港に着陸すればいいのに。
夜行列車もあるようです。
サンライズ出雲は東京発着かしら?
山陰本線は日本海沿いを走るので、景色がいいですね。
出雲から西の仁万という駅まで行きました。
特急は使わなかったけれど、のどかで楽しかったわぁ。