これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

初心者でもできる網戸張り替え

2024年08月18日 08時55分38秒 | エッセイ
 リビングの網戸が破れていた。



「ありゃあ~」
 我が家は築30年。確認したら、南からの直射日光が当たる網戸がもう一つ、同じように破れている。西日の当たる場所や日の当たらないところは何ともないので、日差しの破壊力を思い知らされた。しばらくはテープで応急処置をしていたが、お盆休みを機に、自分で張り替えに挑戦するぞッと決めた。
 頼りになるのがこの本だ。



 用意するもの、溝の掃除の仕方、ゴムを押し込む開始地点などがこと細かく書かれており、安心して「やってみよう」という気持ちになれる。ホームセンターの動画も見たが、ここまで親切な説明ではなかった。DIYの知識が乏しい者にとってはありがたい一冊だ。
 まずは網や押さえゴムの購入から始める。網目の細かさには種類があるが、26mmというスタンダードなものを選んだ。少しでも明るい色がいいので、黒ではなくグレー。
 中にはディズニーの可愛らしい網もあった。





 好きな方は、破れていなくても張り替えちゃったりして~!
 押さえゴムは太さが重要らしい。2.8mmから6.8mmまでのバリエーションがあるので、細すぎると網が浮き、太すぎると溝に入らない。面倒がらずに、今使っている押さえゴムのサイズを測って、フィットするものを注文する必要がある。我が家のサイズは4.5mmであった。
 あとはゴムを溝に押し込むローラーを買い、道具は揃った。



 問題は作業場所をどこにするかである。あまりに暑いため、室内に段ボールや新聞紙をつなげて網戸を置き、冷房をつけて取り掛かったが、これで正解だったようだ。初心者ということもあり、わずか2枚の張り替えに2時間もかかった。暑い屋外で作業していたら、具合が悪くなっていたかもしれない。
 まずは、押さえゴムを外し、溝やフレームの掃除をする。我が家では全然していなかったので、網から白い粉が落ちてきたのにはビックリした。年に1回は洗わなくてはと反省する。



 次に網を張る場所を決める。ここで大事なのは、網目がまっすぐになることと書いてあった。しかし、老眼だと網目がよく見えない。勘でやったら、案の定曲がっていた。プロはコツをつかんでいるんだろうな。教えてほしい~!
 網を仮止めする。外した押さえゴムを短く切って上部に押し込み、ずれないように固定した。クリップ等も売られているが、この方法で十分と感じる。
 新しい押さえゴムは7m。



 ねじれないように注意し、網がたるまないように引っ張りながら、これをローラーで押し込んだ。右利きの人は、左下から始めて時計回りにグルッと一周するのがセオリーとあった。



「あはは、楽しい」
 この作業が一番面白くてやりがいにつながる。結構、力がいるが、目の前で網戸が形になっていくので、達成感がものすごい。「やった~、できた!」を最も実感する過程であろう。一周したらゴムを切って見えないように処理した。
 最後に、周囲の網をカットして仕上げとなる。



 ところが、これがかなりイライラする作業であった。網がまっすぐ張れている場所は、テケテケテケとカッターが動き、なんの苦労もないのだが、曲がっている場所はカッターが引っかかり、「カクカク」と抵抗を受けて止まる。余計な時間がかかるし、キレイにカットできず、美しくならないところがストレスだった。網戸の専用カッターも売られていたけれど、買えばよかったのだろうか。クソッ。
 細かいことはさておき、完成すると新品のように見え、素人としては胸を張って「合格」と言いたい。
 あと30年はオーケーでしょ。

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コメント (1)
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