これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

いつかは餃子のランクイン

2023年03月12日 21時36分39秒 | エッセイ
 那須塩原に住む母からメールが届いた。
「冷凍餃子をたくさんもらって食べ切れないから送ろうか」
 餃子は好きだ。そういえば、このところ全然食べていない。渡りに船に違いないと察して返信をした。
「欲しい! 宇都宮餃子かな」
 那須塩原に行くときは、家族から「宇都宮餃子を買ってきて」と頼まれることが多い。皮が薄めで大きさもちょうどよく、肉や薬味のバランスがとれており、まさに餃子の王道を極めた逸品だからであろう。これをこんがり焼いて、焦げ目がカリッと音を立てたりすると、食欲が止まらない。いくつでも食べられてしまうのだ。
 もっとも、浜松や宮崎というライバル市の餃子は食べたことがない。餃子について語ることのできる経験値を上げなければと引け目を感じる。
 返信の返信は意外な内容であった。
「違うよ。大宮の餃子。じゃあ待っててね」
 え。
 大宮って、餃子の街だったっけ?
 一応、私はさいたま市出身である。しかし、練馬に引っ越してから25年が経っており、最近の様子は知らない。
「餃子の一世帯当たりの年間購入額ランキングに入ってるとか?」
 調べてみたが圏外のようだ。単に餃子の向上があるというだけかもしれないが、だんだん気になってきた。
「こんにちは~、宅急便です」
 来た来た。
 箱を開けてみると6種類もの餃子が入っていて驚く。
 まずは、おさかな餃子。



 オーソドックスに見えたので、まずはこれからいただいた。
 それから生姜餃子。



 家族はどう思っているか知らないが、血行がよくなる生姜はとてもありがたい。
 シュウマイも入っていた。







 最後に、得体のしれない「とうもろこし入りぎょうざ」なるものを発見する。



「うーむ、こ、これは」
「想定外の組み合わせだね」
 種類の豊富さに、一本取られた感もある。大宮は侮れないぞ。
 パッケージの製造元を確認した。



「さいたま市西区?」
 調べたら、大宮駅から西に位置する地域で、指扇(さしおうぎ)の辺りらしい。
 そこで密かに、年間購入額ランキングへのランクインを狙っていたりして。
 私は応援しますよ。

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コメント (4)
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