これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

大根おろしアート入門

2015年05月31日 20時52分13秒 | エッセイ
 気になる本があると、つい買ってしまうのが私の悪い癖である。



『大根おろしアート』
 中をめくってみると、ゴマフアザラシ、パンダ、アルパカ、クマなど、いろいろな動物が登場し、ほのぼのしている。簡単そうに見えるし楽しそうだから、やってみようと思った。
「今日はメカジキの青さ焼きにしよう。で、ゴマフアザラシを載せたらどうかしら」
 小麦粉と青のりを1対1の割合で混ぜた衣を、メカジキの切り身にまぶして焼くと、青さ焼きができる。これに大根おろしを載せて、醤油をかけて食べると、とても美味しいのだ。
 まずは大根おろしを作る。余分な水気を切らねばならず、10cmほど使った。おろし金と格闘し、筋肉痛になりそうだ。
「えーと、茶こし、茶こし」
 大根おろしを絞るときは、茶こしがあると便利かもしれない。身は網の中にキープ、水分はみそ汁に入れて捨てないようにする。そうこうしている間に魚が焼け、成形のときがやってきた。
 絞ったおろしを手にのせ、楕円形に丸めてみる。紙粘土よりは軟らかく、扱いは難しくない。尾っぽの方を細く薄く伸ばせば、それらしく見えるような見えないような……。
 顔を作るところで明暗が分かれた。本には「焼き海苔を丸く切る」と書いてあったのだが、海苔を出すのが面倒で、いりゴマを使ってしまった。当然、目の大きい方が愛らしくなる。私のアザラシは、何やら人間のような顔立ちになり、思わず苦笑した。



 これは夫に食べさせよう。
 もう1つ作ってみたが、今度は犬に似たアザラシだ。



「目は焼き海苔」を死守しないと、こういうことになるから気をつけねばならない。
 でも、味はよかった。
 さて、次は何に挑戦しようかな。
 ページをめくったら、「オバマ大統領」と



「安倍総理」が出てきて大ウケした。





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コメント (14)
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