自然コレクション

秋田の田舎暮らし!
アウトドアー生活を紹介します。

よもぎの威力

2021年03月19日 13時10分42秒 | 薬草

やっとよもぎが芽吹いてきました。

私の母親の実家には田んぼがあってお米を作っていました。春の田植えや秋の稲刈りには、親戚総出で手伝いをしていました。まだ田植機や稲刈り機が普及していいなかったのですべて手作業でした。父の実家は漁師だったので、自分は半農半漁みたいな感覚でした。小学校の高学年にもなると鎌を持たされ実際に稲刈りをするようになります。多分小学校4年位だったと思いますが、軍手をして稲刈りをするように言われていたのですが、手は小さいし、軍手は大きい為、上手く稲を掴むことがでいないので、軍手をしないで稲刈りをしていました。作業をはじめてまもなく稲を刈った瞬間左薬指に激痛が走りました。やばいと思って手を見ると大量の出血です。指先の白い脂肪が裂けてバクバクと血が出ています。今の親だったら多分救急車を呼ぶとおまわれますが、家の実家のばあさんは、逆に頭を小突いて、「軍手なぜしなかった!」と大声で叱りつけ、指の付け根をぎっしり締め付けるように言うと、畦に生えている緑色の葉っぱを採ってきて血まみれの指に貼り付けて、ナイロン袋をかぶせて、麻縄でぐるぐるに縛りました。「左手上にして寝ろ」と言われ、1時間あまり倒れていたのを覚えています。真っ青な5月の空と草が萌える匂いとじんじんと痛む指の感覚が50年以上たった今でも鮮明に思い出されます。あれだけの傷でも、しばらくすると止血し、ナイロンをかぶせたままで軍手をして稲運びを手伝うことができました。帰ってから、赤チンが塗られましたが、今のように着ず絆創膏などない時代だったので、患部を乾燥させて1ヶ月くらいで治せました。その青い葉っぱこそよもぎだったのです。

よもぎは、擦り傷、切り傷、虫刺されの応用約として有効であると様々な書物に書いていますが、これは本当です。薬効様々ありますが、よもぎ茶、よもぎ酒などを毎年作っています。もうすぐよもぎの天ぷらの時期です。新年度のスタートに向けてよもぎでパワーアップします。明日はよもぎ団子を作る予定です。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 灰汁抜きについて | トップ | 春をいただきました »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは~ (さいちママ)
2021-03-19 14:16:16
うちは農家ではなかったけれど小さな苗代田がありました。
農作業時は子供も猫の手よりは役になったわね(笑
よく手伝わされたと懐かしいく思い出されました。

んだんだ怪我などそんたなもんだったな。
そう~けがをしたら怒られだもんだあ~
昔の子供はたくましかったわね。

怪我には赤チン、おなかが痛くなると野草を煎じたものや正露丸?(笑
血止め草なるものもあったような?

もうよもぎやわらびが出たのね。
沿岸はやっぱり早いわね。
こちらはまだまだ雪がいっぱい残っています。
返信する
Unknown (sasakatukatuya)
2021-03-22 08:15:57
コメントありがとうございます。
今は、田んぼも工場の如くです。営農集団が、ただ同然で田んぼを借りて農業してます。良い職業です。
返信する

コメントを投稿

薬草」カテゴリの最新記事