Saraの人生右往左往

『人生は長い旅路である』
Saraの“あっちふらふら、こっちふらふら”な由無しごと

Longing for FREEDOM

2007-05-17 23:23:55 | No music, No life!
1997年12月半ば。
諸般の事情により、いわゆる“ぷー”だった。
1997年4月~1998年5月までが、あたしの愛すべき“ぷー”時代。
そして、あたしはこの頃、San Diegoの安ホテルに2週間ほどいた。

時間はあるがお金はないあたしは、毎日“徒歩”で出歩いた。
映画もマチネーなら安く見られる。
当時話題になっていたBrad Pittの【7Years in Tibet】を$3くらいで見た。
近くのショッピングセンターの映画館は、観客が3人くらいしかいなかった…

この【7Years in Tibet】が製作されたのは、
ラサで暴動を起こしたチベット人のうち32人を中国当局が殺害し、
米上院でそれに対する非難が巻き起こったのがきっかけだったと記憶している。
そして市民レベルでも中国に対する非難がアメリカ各地で起こり、
その1つの形として、【Tibetan Freedom Concert】が企画され、
それはそれは豪華なミュージシャンたちが参加した。

Bjork, Ben Harper, Michael Stipe(R.E.M), U2, Beck, Foo Fighters,
Beastie Boys, The Fugees, Noel Gallagher(Oasis), De La Soul,
Taj Mahal,Patti Smith, and so on...


1996年~1997年のNYやSFでのコンサートを収録した3枚組。

【7Years in Tibet】自体は、特にこれといったものではなかったが、
この解放運動を起こしたアメリカという国のメンタリティに興味が出てきた。
他国の自由のためにまで、ここまで結束できる国。
日本では、こういう空気ってなかったから。



面白いことに、このアルバムには当時のアメリカ大統領のクリントンに、
切手を貼ればすぐ出せる、チベット解放を訴えるハガキがついている。

今はアメリカ大統領はブッシュ2世になり、事態は悪い方へ進んでいる。
アメリカが他国を支配するという暴挙に出て。
まさに、Bob Dylanの歌った『World gone wrong』だ。

GWにチベット文化に触れ、Dalai Lamaの心に触れ、
人が人を支配しようとすることの意味について考えた。
でも、考えても支配することに意味など見出せるはずもなかった。
だって、自分のことを考えれば分かるはず。
誰かに支配された人生なんて望むだろうか。

今でもチベットの人たちは、
中国の支配下から抜け出せる日を夢見ているだろう。
あたしは、どの魂も等しく幸せになれる日を見てみたいと思う。
チベットのみならず、全ての魂が自分自身の生を生きられるように。

Nonviolence=Freedom from Fear

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