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ワニと読むミステリ(予期せぬ結末1 ミッドナイトブルー )
![]() | 予期せぬ結末1 ミッドナイトブルー (扶桑社ミステリー) |
ジョン・コリア | |
扶桑社 |
読むと、大逆転のチャンスはいつでもあり。
(ジョン・コリア著)
短篇集です。1933~1960年にかけて発表された作品、16篇です。
どの話もとんでもない結末で、唖然とさせられたり、笑わせられたりで少しも飽きることなくどんどん次の話を読みたくなります。たった16篇しかないのが実に残念。
媚薬を買いに来た若い男、彼が次に来るときはどの薬を求めるのか。
とても現実味を帯びた夢。
殺された夫は犬に化身したのか。
警察が訪ねて来たのは犯行がばれたからか。
チョコレートに殺された婦人。
などなど。天使と悪魔の話もあります。
意地の悪いブタもいます。
最初の一話を読んだら、もうジョン・コリアの虜になること間違いなし。
話の展開に触れることができないのがもどかしいですが、それは読んで味わってください。
もっとジョン・コリアの作品が翻訳されて読む機会が増えることを切に希望します。
こんなおもしろい話、もっともっと読みたいです。
■ジョン・コリア
本の解説によると、ジョン・コリアは、1901年ロンドン生まれ、1979年アメリカのサンタモニカ近郊で亡くなりました。
曾祖父は国王の侍医で一族からは医師や文人が輩出していたそうですが、ジョンの時代になると生活はけっして豊かではなかったそうです。ジョンは詩人を志しましたが、認められたのは創作のほうでした。1930年代後半、ハリウッドのシナリオ・ライターになるために渡米。以来、アメリカとイギリスを行ったり来たり。
1951年に発表した短篇集で、NWA(アメリカ探偵作家クラブ)のエドガー賞と世界幻想文学大賞を受賞。
主人公: 短篇集
場所: いろいろ
グルメ: なし
動物: なし
ユーモア: 中
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