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ワニと読むミステリ(骨董屋探偵の事件簿 )
![]() | 骨董屋探偵の事件簿 (創元推理文庫) |
サックス・ローマー | |
東京創元社 |
読むと、人智を超えているように見えるだけ。
(サックス・ローマー著)
10篇の短篇集です。語り手はサールズ。友人のマーティン・コラムが館長を務めるメンジーズ博物館で起こった不思議な事件の時モリス・クロウと出会い、それからはともに怪事件の解決に向かいます。
モリス・クロウは、ロンドンのウォッピングに住む骨董商です。事件現場で寝ると周囲の大気から最後の心象風景を再現することができるのです。クロウの美しい娘イシスは父に寄り添い、調査に同行します。
超自然的な事件をどうクロウは紐とくのか、友人サールズはつぶさに記録します。
クロウの骨董店にはオウムがいて、客が来ると、「モリス・クロウ!モリス・クロウ!悪魔があなたを迎えに来たよ!」と叫ぶのですが、客としてお店に入ったときにこんな叫び声が聞こえたらコワイですね。
バーベナの香りのスプレー缶を帽子から取り出して額に一吹きするのですが、これがどうもよくわかりません。帽子のどこにどうやって隠しているのか、そんなに大きな帽子なのか、とても不思議です。映像化するとどうなるんでしょうね。
ちょっとオカルトっぽい作品です。これからも翻訳が出るのを期待します。
■既刊
サックス・ローマーというとこちらの方が有名ですね。
怪人フー・マンチュー
主人公: モリス・クロウ(骨董屋)
場所: イギリス
グルメ: なし
動物: なし
ユーモア: 小
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