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ワニと読むミステリ(まったなしの偽物鑑定)
![]() | まったなしの偽物鑑定 (コージーブックス) |
シャロン・フィファー | |
原書房 |
![]() | The Wrong Stuff (Jane Wheel Mysteries) |
Sharon Fiffer | |
SMP Paperback |
読むと、みんな守りたいものはいろいろ。
(シャロン・フィファー著)
ジェーン・ウイールはフリーランスの拾い屋(ピッカー)です。ヴィンテージもののフラワーポット、絵はがき、ベークライトのボタンなどいろいろなものをガレージセールなどで集めています。ただし問題があって、買い物は多く、売るものは少ないということです。買い込んだ品物の箱はキッチンに詰め込まれ、息子のニックの学校行事の大事な用紙はどこかへ忘れ去られてしまいました。ジェーンは平謝りで、今後はしっかりと片付けもやりますと誓いをたてます。 しかしオー元刑事から妻のクレアが逮捕されてしまったので調査に協力してほしいとの依頼を受け、アンティーク家具の偽造事件に巻き込まれてしまいます。
アンティーク雑貨探偵ジェーンのシリーズ第3弾です。
ジェーンもピッカーとしてだんだんとプロっぽくなってきましたね。セールの用語解説あり。
今回はアンティーク家具の偽造がテーマです。家具についてのイラスト付きの説明があります。
家具の偽造をするにはずいぶんといろいろな準備が必要なのですね。木材、塗料など資材が必要で、さらに偽造ができるほどの技術がないといけないわけで、その技術を磨くのも多大な才能と努力が必要、そして売りさばくルートがないといけない。
これまでそれほど顔をみせていなかったジェーンの幼なじみのティムですが、ジェーンと一緒にアンティーク家具製造現場に入り込み、家具作りの知識を披露してくれます。
次回作では、ジェーンの両親の隣人の家から骨が見つかるようです。これまであまり多く語られませんでしたが、この作品では夫のチャーリーが事件にかかわるようです。
■既刊
既刊の2冊はこちら。だんだんとピッカーとして成長していく過程が見えますね。
最初は別居していた夫チャーリー(地質学者)との関係も変化していきます。
掘り出し物には理由がある ← ピッカーとして駆け出しです
ガラス瓶のなかの依頼人 ← 男性の親指をセールで買ってしまいます
主人公: ジェーン(ジェイニー)・ウィール(フリーランスの拾い屋(ピッカー))
場所: USA、イリノイ州エヴァンストン
グルメ: なし
動物: なし
ユーモア: 中
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