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日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

ハンセン病の家族訴訟の控訴断念の記事に接して。

2019-07-12 06:53:08 | 私の雑感あれこれ
先日訪問した長島愛生園歴史館に訪問したばかりです。
ハンセン病患者自身に対する、賠償判決は以前に出ていたので、今回は患者家族の受けた損害に対する部分です。
就職や結婚についても、患者当事者でなくてもデメリットを被らざるを得なかったことへの賠償になるのです。

で、思い浮かんだのは、広島の原爆記念館の掲示の中でみた、被災者の声です。

―私は死んだほうがいいのです。こんな醜い容貌の私が生きていると、姉妹も結婚できなくなります― (文面不正確)

こんな言葉を発しなくてはならない彼女の心情に、胸が詰まりました。

原爆の被害者なのに、さらにこんな心情を抱かざるを得ないなんて。

今、私たちがココロしないといけないことは、福島の風評被害の拡散者にならないこと、でしょうか。
ボランティアガイドさんの口からも、聞いたように思います。





長島愛生園歴史館の中に、患者が隔離されていた当時の建物などを配置した島のジオラマが作ってありました。
その中に、海につながる崖っぷちに自殺場所(表現不確か)という印もありました。
正常な判断能力がある人たちが、突然隔離されるのですから、その辛さは相当なことだったでしょう。

今、その施設には患者はいません。かつて患者だった人たちが、後遺症を抱えて暮らしている状況との説明でした。

なによりも、治療薬が見つかり、不知の病でなくなったというのが幸いです。



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