早く職場を出て、デパートのチャリティー展を覗いた。
昨夕テレビニュースで報道していたこともあり、以前通っていた絵画教室の先生も出品なさっているとは聞いてはいたものの、初めてでした。
殆どが小品なので、事務所の壁面に架ける一枚でもいいのがあるかな、という思いもないわけじゃあ、ありません。
さて、会場入り口に着く。
目に入った一枚の絵。「山ぶどう」の水彩画。
画面の余白は塗りこんでないぞ。
こんなのでも、いいんだ、ありなんだ。
100分の35と書いてあるから、100枚複写したうちの35枚目、ということ。
とすると、この作家さんは、結構人気の絵描きさんなのだー、
なんて、思いながら、ためつすがめつ、見入り、一人の世界に入っているワタシ。
・・・無言なんだから、迷惑をかけているわけじゃあありません。
その後、ざっと、歩を進めながら、見て回る。
ちらっ、チラッ、と遠目からも、「山ぶどう」を振り返りながら。
・・・沢山の絵の中では、淡い水彩は弱いかなー。
でも、これらの作品群の中では、自分の好きな絵って、アレだなー、なんて、自分との会話は続く。
一回りして、会場にいた係りと思われる5、60代の男性に声を描ける。
これって、原画ではないですよね。100枚も複製なさって値段がついているって、有名な方なのですか、と。
有名な、絵本作家(絵本の絵を描くひとをこう書いていいのか)とのこと。
そこから、です。
絵が好きなのですねー、から始まって、少し話をした。
あなたは、普通のひととは違った。普通は皆さん順番に絵を見て回られるのに、あなたは入り口からまっすぐ、この絵に向かって進まれましたね。
いやー、水彩を描いていて、いつも余白を描かないで残すもので、・・・と個人的事情もつい話題に。
そして、
今度は、あなたも出品してください、
と、名刺を渡されました。
そ、そんな、素人ですよ、とおおいに恐縮。
私はこのチャリティー展の主催者側の責任者です。
大丈夫、来年は是非持ってきてください。展示しますから。あなたの名前もこの案内はがきに書き込まれますよ、と懇切丁寧、なのです。
ひとりで、チョコチョコっと描くだけのワタシ。
ふんわか、と嬉しくなって、でも、そんな、それほどではない、と辞して帰った。
思えば、最近は、褒められ欠乏症だった。
こんなオバサンでも、ひょっとして絵描きさん?とも訊かれて、否定しながら、イヤじゃない誤解だったのだ!
帰宅して、夫に報告。
話の始まりは、所詮、チャリティー展の話、なのです。
夫曰く「それじゃー、ボクがキミの絵を買うことになるってことだね」と。
・・・
・・・
なーんだ、そういうことか、
です。
絵が売れればいいのですから、素人の絵でも、売れなければ可哀想、と身内縁者が買ってくれることもあるでしょう。
出品してるよ、と近親縁者にアナウンスするかも知れません。
なーんだ、主催者の営業戦略のひとつだったのかーーー。
納得、です。
ワタシのようなオバサンを参加させれば、夫は気の毒に思って、チャリティーに協力するでしょう。
アッハハの話でした。
昨夕テレビニュースで報道していたこともあり、以前通っていた絵画教室の先生も出品なさっているとは聞いてはいたものの、初めてでした。
殆どが小品なので、事務所の壁面に架ける一枚でもいいのがあるかな、という思いもないわけじゃあ、ありません。
さて、会場入り口に着く。
目に入った一枚の絵。「山ぶどう」の水彩画。
画面の余白は塗りこんでないぞ。
こんなのでも、いいんだ、ありなんだ。
100分の35と書いてあるから、100枚複写したうちの35枚目、ということ。
とすると、この作家さんは、結構人気の絵描きさんなのだー、
なんて、思いながら、ためつすがめつ、見入り、一人の世界に入っているワタシ。
・・・無言なんだから、迷惑をかけているわけじゃあありません。
その後、ざっと、歩を進めながら、見て回る。
ちらっ、チラッ、と遠目からも、「山ぶどう」を振り返りながら。
・・・沢山の絵の中では、淡い水彩は弱いかなー。
でも、これらの作品群の中では、自分の好きな絵って、アレだなー、なんて、自分との会話は続く。
一回りして、会場にいた係りと思われる5、60代の男性に声を描ける。
これって、原画ではないですよね。100枚も複製なさって値段がついているって、有名な方なのですか、と。
有名な、絵本作家(絵本の絵を描くひとをこう書いていいのか)とのこと。
そこから、です。
絵が好きなのですねー、から始まって、少し話をした。
あなたは、普通のひととは違った。普通は皆さん順番に絵を見て回られるのに、あなたは入り口からまっすぐ、この絵に向かって進まれましたね。
いやー、水彩を描いていて、いつも余白を描かないで残すもので、・・・と個人的事情もつい話題に。
そして、
今度は、あなたも出品してください、
と、名刺を渡されました。
そ、そんな、素人ですよ、とおおいに恐縮。
私はこのチャリティー展の主催者側の責任者です。
大丈夫、来年は是非持ってきてください。展示しますから。あなたの名前もこの案内はがきに書き込まれますよ、と懇切丁寧、なのです。
ひとりで、チョコチョコっと描くだけのワタシ。
ふんわか、と嬉しくなって、でも、そんな、それほどではない、と辞して帰った。
思えば、最近は、褒められ欠乏症だった。
こんなオバサンでも、ひょっとして絵描きさん?とも訊かれて、否定しながら、イヤじゃない誤解だったのだ!
帰宅して、夫に報告。
話の始まりは、所詮、チャリティー展の話、なのです。
夫曰く「それじゃー、ボクがキミの絵を買うことになるってことだね」と。
・・・
・・・
なーんだ、そういうことか、
です。
絵が売れればいいのですから、素人の絵でも、売れなければ可哀想、と身内縁者が買ってくれることもあるでしょう。
出品してるよ、と近親縁者にアナウンスするかも知れません。
なーんだ、主催者の営業戦略のひとつだったのかーーー。
納得、です。
ワタシのようなオバサンを参加させれば、夫は気の毒に思って、チャリティーに協力するでしょう。
アッハハの話でした。