桜子でーす

日々の感想や思いついた事柄を写真や文章に表しました。ビジュアルに表現出来ると嬉しいな!

90歳の仁川会っていいな!

2016年11月09日 | 日記・エッセイ・コラム
11月9日(水)

えらくスピードが出てきた。
スピードと言っても、車では無い。
ブログを書く気が起こってきたのだ。
それも今日の分は終わって、次の日にかかっている。なんと、気の早い事。

「そうだ!あの事を書こう!」
早速、Macを開いて打ち込めば良いのに、つい、サボってしまう。
記憶力の衰退?
何時も眠たがりの私には、パソコンだけが、私の目をぱっちりさせる力があるはずなのに~

さて、今日は『明日のため』に、何を書こうか?
そうそう、今日の昼間は、私一人のお留守番だった。
姉は仁川時代の同期、と言っても、仁中と仁女の集まり、つまり、仁川の中学校と女学校の生徒だった人たちの集まりの食事会に出かけている。
 
このグループで感心するのは、メンバーは少なくなった今でも、七・八人の人たちが年に数回の集まりを持っている事だ。
かつて姉達は、九州を始めとして関東まで広い地域にわたって、毎年、会を行っていたが、歳をとってからはだんだん、広がりが狭まったようである。

東京の集まりでは、姉も再び、参加する事になった。
会員は、既に九十歳になった人と八十九歳の集まりである。

姉は「きつい」と言いながらも、今日もお土産のチョコレートを持って出かけて行った。
彼女のカバンは確かにPRADAの品物。先日、韓国の大騒ぎに出てきた『PRADA』と同じだと、変なところに気がついた。
「富士山の家にはPRADAの靴があるよ」と私。一回、履いただけで痛くて、そのまま、しまってある。

夕方、帰宅した姉に様子を聞いてみた。
結構、話が弾んだらしい。

私には、残念ながら、そういう友達はいない。
今までは何人かいた友達も、既に音沙汰が無い。
大体、年に一度の年賀状では友達とは言えない付き合いだ。
時々、電話をかけてくる大学時代の友達も今年は年賀状が来なかった。もっとも、私自身が音沙汰無しで済ませているのだから文句は言えない。
「友達なんて……」と強がりを言っても、矢張り、時々、気になる。

そうした中で、一人だけ、未だに、度々、それもかなりのスピードでハガキを何枚も送ってくる友達がいる。
千さんは彦根時代の友達である。
戦後、彼女は朝鮮から引揚げてきた友達で、米原から汽車通学をしていた者同士が自然に仲良くなっていったうちの一人である。

ところで、八十歳を越すと、友達も、益々、少なくなる。
千さんは体のあちこちが悪くて、既にホームに入っているが、結構、気の向くような暮らしをしているらしい。
時々、ハガキが来るが、最近はその回数が可成りのスピードで増えてきた。

その理由は、私が返事を出さない事が原因しているらしい。
なぜ『書か無い』かというと、私の足がいう事を聞かず、ハガキを買いに郵便局まで行くのが厳しいからである。
そして、それ以上に大きな理由は、彼女の手紙が『自分のこと』ばかりに終始して、しかも、具合の悪い話ばかりで文章が埋まっているからである。

度々『これでもかこれでもか』と似たような文面がくると、もう、憂鬱で出す気がしなくなった。
気分が悪くなるばかりで、もう、返事を書くのは止めようと思う程になった。
(それに、肝心の買い置きのハガキが無いし…)

つい、二、三日前に、やっと前向きな文面の彼女のハガキが届いた。
しかし、それも、彼女自身の事ばかりが書かれている。

なぜ、私が返事を書かななかったかと率直に伝えようと考えた。

今日は足だけでなく、腰にまでむくみが来ている。辛いけれど、買い物に行くついでに、郵便局でハガキを買ってきた。

夕方、返事を待ちかねた彼女からの電話があった。
私がどうしているか気にして電話をしたと言う。

「あんな、便りをよこすなんて嫌だわ」と答える。
自分自身の事ばかり書いて、しかも、全文が体の調子のが悪い事ばかり書くなんて、どうかと思うと、はっきり言った。
お互いに歳をとっているから、あちこち、具合が悪いのは仕方が無いけれど、相手の気持ちを考えて欲しいと……

悪い足で、郵便局まで行くのはキツイけれど、今日はハガキを十枚買ってきたと伝えた。
「ごめんなさい」という彼女の声で電話を切ったが、一方的な会話だったと思う。
今晩は眠れた夢を見るかな?千さん?
言い過ぎたかな?また、私は友達を減らしてしまった。凄く意地悪なワ・タ・シ!!

電話の一部始終を聞いていた姉は笑っていた。
歳をとったら、互いに気持ちの良い話で通したいものだ。

今日、集まりを催した人達は、また、三月に会合をするそうだ。
ちょっと、羨ましくなった。
そうだ!町田のOさんに手紙を書こう。そのためにも、ハガキと切手を買ったのだもの。

局で「年賀状、如何ですか?と聞かれた。
「今年中に必要になればね」と言うと、「そんなぁ!」と女性の局員が笑った。
まだ、年賀状まで、考える余裕が無いなぁ!

もう、年賀状の季節到来か!大変だー!

* ハガキを書きたくない理由は、文字忘れと文字が乱雑で曲がってしまうのが気になるからだ。


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