桜子でーす

日々の感想や思いついた事柄を写真や文章に表しました。ビジュアルに表現出来ると嬉しいな!

果物

2012年10月02日 | 日記・エッセイ・コラム
2012年10月2日(火)

台風17号の後、まだ19号、20号と続いている様だが、どうなることかな?無事に終わるように願っている。

暑さの中に、吹いて来る風の涼やかさが太陽の照り返しに負けない魅力を感じる季節になった。

果物売り場には秋を告げる柿や葡萄、そしてリンゴ、イチジク、ナシ等々が並べられる。
どれを見ても、決して安くは無い。だが、ムカシに比べると、我々に庶民にも求め易いものになった。日頃、高価でも、セールになると、求めやすい値段で山積みされている。

しかし、嬉しくて買い込むと、ひどくがっかりする時もある。リンゴなどは冷蔵庫にしまわれていたと、明らかに分かる物もあった。これは野菜でも同じ様に言える事である。

主婦たちの買い物籠の中は、少しでも節約する為の工夫の後が見られる。
私も又、出来るだけ無駄を省こうとするが、値段にひかれてひどくがっかりさせられた経験も度々ある。
「今度からは、高くてもいい物を買わなくては…」と言うが、場合によっては高い物でも騙された思いになる事があるのだ。

果物は、特にリンゴなどは一つ買いの方が良いと思う。
ムカシは、木箱から籾殻を除けながら、真っ赤なリンゴを取り出したのを覚えている。そうした果物類は家の中の寒い場所に置かれていたから、手が冷たくなったものだ。
今はラップに包まれておまけに発泡スチロールの皿に載せられているから、傷みも速い。

昨年は、タイヘン申し訳ないが、福島県産の大きなリンゴやモモ、ナシなどを安く買う事が出来た。値段を見て、これでよいのかしら?申し訳ないと思ったものだ。
放射能汚染の疑いが、関係の無い産地までも及ぼされ、福島県産であるが故に値下がりしたと聞く。
消費者にとっては、日頃、高価で手を出し難かった果物類である。
美味しかった!そして福島の果樹農家の人の嘆きやご苦労を気の毒に思った。
こう言う時だからこそ、進んで買い物をして、少しでもお役に立ちたいと思ったものだ。

山梨県は果物の王国と言われる。だから、美味しい果物が沢山楽しめると喜んでいた。しかし、思いの外、値段が高い。東京で買った方が安いのも屢々である。
その話をしても、現地の人は信じてくれない。
岡山のマスカットでも、そう言う事があった。要するに、いい物は生産地でなければ得られないと言う説だが。世の中、そうとは限らない。

我が家の桃の木は毎年の様に花が沢山咲く。去年は少しばかりだが、実がついた。しかし、その殆どは鳥や虫の餌になってしまった。

今年はどうだろうかと、葉が一杯に広がった木の間にある実を探した。
春のうちは葉が小さいので、実の存在が分かった。それでも、残念ながら、私の目では2・3個に過ぎなかった。その後は、もう存在が分からなくなってしまった。去年は桃の匂いがしたのだが、今年は全滅かとあきらめる。

9月のある日、黄色い色をしたピンポン球程度の桃の実が地面に落ちていた。
早速、匂ってみたら、まさに桃の熟した香りがする。洗って、先ず、お供えをした。その後、写真撮影。大きさを見る為にリンゴの登場となる。

傷がついているので、食べる気にはならない。何日か、お供えにしている間に汁が出て痛み始めたので捨てる事にした。捨てる前に一寸お毒味。甘い汁をそっと舐めてみる。「本当!美味しいね」と姉の感想。

折角実った桃、捨てて、ゴメンね!来年はもっと大きくなってね!
何の手入れもしない無精者の私の勝手な願いである。

日本の果物程、美味しい国は無い。有難いなー!     
 


 * リンゴと比べる     * 庭の桃の花は満開

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