さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

黄昏時の川越

2017年11月15日 | 関東甲信越



ここは川越、菓子屋横丁にやってきました。とある一角にお菓子屋さんがたくさん集まって
いるのです。しかし時刻はまもなく17時。ほとんどが閉まったか閉店間近でした。



というわけで、ふたたび蔵の街の通りに戻ってきました。そろそろどこも片づけの時間。



すっかり暗くなるのも早くなってきたからなあ。ちなみに私はこれくらいのほうが好きです。
だいたい居酒屋は17時頃の開店が多い。夏場だとまだまだ日が高かったりしますからね^^;



「時の鐘」です。ここはよく川越を紹介するときに写りますね。



外国人観光客が増えたので、英語がどかどかと書かれているのも面白い。古い日本を
売りにしているのにねェ。



空がきれいに見えるのは、建物の高さ制限と、電柱、電線がないからでもあります。
そういえばチェングォが東京の街を歩いているとき、「電線がひどいな」とつぶやいて
いました。そうなんだよなあ~~。



和菓子は一般に甘すぎてねェ。。。



りそな銀行の建物です。立派ですなあ。



まだ友人と居酒屋で待ち合わせている時間に1時間もあるのですが、ちょっとこういう
店に入るのもためらわれる。



腹まきなんかもあるのかあ。お茶を飲むのもいいけれど、まもなく酒だしなあ。


川越散策

2017年11月14日 | 関東甲信越



川越にやってきました。現在友人がこの街の支店で働いており、こちらが早帰りできる
日に遊びに来ると話していたのです。「小江戸」などというキャッチコピーが使われて
いる街ですから、たしかに古くて風情のある街並みが残っています。

正面は靴屋さん。その他、日本中で消滅しつつある「判子屋さん」とか「金物屋さん」、
「写真館」なども現役で残っていました。



こんな蔵造りの家が一部の地域で残っているのです。ここはそういうメイン通りで、
観光客、外国人などもゾロゾロと歩いていました。



後ろのマンションとのコントラストが面白い。ちょっと物悲しいような気にもなります。



こういう大正時代などを思わせる洋館も好きです。



ちょっと歩いたので、ひと休み。紫芋のソフトアイス。座ってこれを食べている俺を
見て、西洋人グループも食べたくなったようで買っていました。売り上げ貢献!



どうやら観光客向けに甘いもの屋さんが多いようです。



最近はすっかり暗くなるのが早くなって、まだ5時前だというのにだんだん暗くなって
きて、店も少しずつ閉まり始めてしまいました。



これから酒を飲むのに、和菓子を買ってもなあ^^;



いかにもという感じの土産屋さんが並んでいます。なんか既視感があります。
あ~、金沢の東茶屋街だ~。


チェングォと富士山を見る

2017年11月12日 | チェングォ来日



前回チェングォが来日したときには函館へ行き、それから日光を訪れました。今回は
京都小旅行と、富士山を見るという企画になりました。最初は箱根を考えましたけれど、
あそこはとにかく中国人がすごく多い。同胞があまりにもドヤドヤいるところは嫌だろう
と考え、富士山を見るならば穴場の身延はどうかとなったのです。なにせ今年の初めに
御殿場→沼津→身延→甲府と富士山を一周する旅をしましたからね。(^益^)b

というわけで、まずは新宿から富士山のよく見える沼津へ。



しかし残念ながら台風が直撃していて、ぬわんと全然見えない!がーん!!!



しかたなく、昼飯を食べる。生の魚を食べたことのないチェングォのお母様は、最初の日に
日本料理を食べて全然大丈夫だと確認済み。

その後、東海道線から身延線に乗り換えてゆくわけですが、なんとなんと台風の接近で
予定していた電車が運休!2時間後の電車も動くかどうか、と言われながら駅の喫茶店で
待機。もし動かなかったら富士駅前のしょぼいビジネスホテルか?

幸運にも電車は動き、夕食の時間前に宿に到着することができたのでした。。。
ツアー・コンダクターとしては神経をすり減らしますーw



台風が去り、翌日の朝は見事な晴天。昨日こうならなー。



身延山にロープウェイで登ります。ここらは空いていて旅行にはとても良い場所です。
箱根はラッシュですからねェ。



ほおれ、よく見えるでしょ^^

つい先日富士山には初雪が降り、上のほうがきれいな雪化粧だったのですが、台風の大雨で
溶けてしまったのか、こんな色でした。



ま、立派なお姿が見られたので、贅沢は言えません。



帰り道の身延線で、富士駅が近づいてきたところです。



これは小田原からロマンスカーに乗って新宿へ向かう最初のところ。前日は台風でしたが、
とにかく富士山を拝むことはできました。。。


チェングォふたたび来日

2017年11月10日 | チェングォ来日



中国人のチェングォがまた日本にやってきました。9年ぶりです。俺が新疆ウィグル地区に
行ったのがもう5年前ですから、会うのはそれ以来。今回はお母さんを連れてきたのです。
親孝行な奴でしょう~。

新宿に宿をとり、浅草にやってきました。先日改装工事をやっていた雷門の工事も終わり、
提灯が出ていました。「松下電器」の宣伝を見て、「パナソニックだ~」と笑っていました。
こんなもの目に入らなかったけれど、たしかに宗教設備にデカデカと広告を載せるのも
変ですよねえ。



ブラブラと見物をして回り、昼食には「天健」の天丼。近くの「大黒屋」にはいつも行列が
できていますが、こっちのほうが味はずっと上でしょう。お母様は初めての天丼を食べて、
「おいしい」と喜んでくれました。

チェングォと私は英語で話しますが、お母様は外国語ができないので、思いっきりこちらに
中国語を話してきます。まるっきりわかりません^^;チェングォが訳してくれます。
チェングォと話している内容を中国語に訳してあげないとお母様が気の毒なので、2人で
話していると途中で「ホラ、お母さんに説明してあげなきゃ」と何度も言ってやりました。
ご年配で完全アウェーの世界にいるんですからねえ~。



スカイツリーに登るか、江戸博物館を見物するか、上野の博物館を見るかといろいろ提案
しましたが、隅田川を船で行って浜離宮庭園を見るのがいい、とお母様の御意見でした。



というわけで、外国人がちらほらの浜離宮へ。中国人観光客の多くは早朝からあちこち回り、
できるだけ沢山の見物をしたいというハードスケジュールを好みますが、チェングォ親子は
あまり急がずにのんびりしたいとのことでした。



じつは浜離宮に来るのは初めてでした。浅草から船に乗ったことは何度かありますが、
いつも台場に行きましたからねェ。



東京タワーが見えました。あそこに行きたい!ともおっしゃいませんでした。



というわけで、新宿のホテルに早めに帰りました。夕方はすぐ前にある高島屋で買い物を
楽しんだようです。楽しむというよりは、家族親戚友人たちに、いろいろお土産を買わなけ
ればならなかったようで。

ちなみに、空港から到着したとき、2人でスーツケース中2、大1と3つ持ってきました。
大を指さして「ひとつはお土産だよ」と言ったのは冗談かと思いましたが、実に本当で、
俺と俺の家族や親戚にと、山盛り持ってきたのですw

俺もお父さんと中国でお世話になった叔父さんにと日本酒を2本、さらにいろいろと渡して
大きなスーツケースをいっぱいにしてやりました。すると帰るときに、スーツケースの大が
もうひとつ増えていました(^益^)w

上の画像は、ホテルの和食レストランで歓迎パーティーをやったのです。


俺があちらに行ったときには、何度もすごいご馳走が並ぶ大宴会を開いてくれました。
チェングォと親友になって俺が中国に行ったのは5回。その度にあちらの両親のみならず、
親戚一同、友人らを総動員して歓迎してくれました。チェングォが日本に来たのは2回目で、
今回母親を連れてきました。やっと少しお返しができると思っていたのに、「時間を使わせて
申し訳ない」とか「悪い悪い」の連発。

一般的に中国人は、一度ファミリーとして迎えられると、もうとことん世話をしてくれます。
例えば私の子供の奥さんとかがもし中国に行ったら、あちらの親戚友人のネットワークがみんな
行くところすべてで世話をしてくれるという感じです。そういう文化なんですね。

そして「3倍返し」しないと気が済まない傾向もある。チェングォのお母様は、もうこの
旅の間に何度も「今度は桂林に来て」と繰り返していました。ものすごい歓待の大宴会の
連続が待っているのは明らか。「部屋を空けておくから、しばらくの期間来てくれ」とか、
「親戚がホテルをやっているので、そちらに」とも。そして「仕事を定年したらじっくりと」
という言葉も。いやっは~、楽しみだなあ。(^益^)b


鹿児島最後の夜

2017年11月07日 | 九州シリーズ



鹿児島の路面電車の軌道には、このように芝生が敷いてあります。とてもいい感じですね。
市のホームページには、以下のように書いてあります。「ヒートアイランド現象の緩和や
都市景観の向上を図るため、市電の軌道敷に芝生などの緑化を行い、うるおいと安らぎの
ある都市空間を創出します。」う~ん、お役所の素晴らしい模範的表現。



夜は「さつき」さんに行きました。



開店してすぐに入ったので、他に客は誰もいない一番乗り。でもすでにカウンターには
2席、キープのボトルが置いてあり、奥のテーブル席は予約で満員のようでした。



「盛刺」という短冊の、いわゆる「刺し盛り」を注文。こちら名物の「つけあげ」、
すなわち「薩摩揚げ」も同時に注文したが、それは揚げたてを提供するので、刺身が
なくなってきてから作りましょう、と言ってくれました。

そうこうしている間に店はいっぱいになりました。この日は手伝いの相棒がいなくて
ひとりで大変なのだそうです。次々に来る客を断っていました。予約が一杯だったり、
ひとりで手が回らないときには、もうガラガラでも、場合によってはまだ誰もいないのに
断ることもあるそうです。

「誰もいないのに断られたら傷つくなあ~」と言ったら、「お客さんも最初に来たとき
断ろうと思ったけれど、見たらいい男だったから入れちゃいました♪」と正直な本音
(お愛想ではない)を披露(^益^)wイヤホント

奥の座敷では態度のデカイやつが偉そうに大声を出している。役人系かぁ~?と思いきや、
「先生!」なんて呼ばれていて、どうやら大学の先生だそうです。そのグループに「盛刺」
を作っていたので、女将さんは他に手が回りません。私のグラスは先ほどから空になって
いましたけれど、手が空くまで少し待っていました。

ようやく焼酎のおかわりをお願いすると、「さっき料理をしながら、グラスの中の氷の
音が聞こえて空になってるなあ、とプレッシャーを感じてました」なんて女将さんは
笑いました。そぉ~かあ、常に周りの状況に気を配っているんだなあ。楽しそうにいつも
冗談を繰り出しているように見えるのですが、細やかな気配りがこの店の人気を支えて
いるのですねェ。



氷がカランコロン鳴ると「おかわりお願いしま~す!」というプレッシャーになるので、
焼酎の妖精さんに教えてもらった「前割り」を飲むことにする。う~ん、まろやか♪

あれっ?そうだ、だいぶ酔っ払ってきたのに、今日は妖精さんが現れないぞ?ちと
寂しいな。どうすれば出てきてくれるのでしょうか~。まじないとか呪文とか?



「つけあげ」を揚げて頂きました。これが揚げたてのせいか、いや作り方なのでしょう、
とてもフワフワな食感。こりゃ旨い。居心地の良い店なので、だいぶ飲み過ぎてしまい
ました。それもいい。今日で旅行最後の晩なんだもの。



フラフラと街を彷徨う。次はバーかな、とも思いましたが、ちょっと足元おぼつかん。
おとといのバーでは、「さてお会計をお願いします」と言ったら、「いまさっき頂き
ましたよ」と言われる始末だったからなあー。

繁華街を歩いていたら、「ラーメン のり一」の看板が電柱に貼ってある。あそこに
行きたいな、と思ったが、矢印があるわけではなく、名前だけなのでどこだかわからん
じゃないか。俺はスマホなんぞ持っちゃいないんだよ。

看板のあるところからあっちこっち向かってみたが、どうにも見つからん。すると
宅急便の兄ちゃんが荷物の配達中。こいつならわかるハズだ。やはりすぐに教えてくれ
ました。お仕事中スミマセン。酔っぱらいが〆のラーメンどこだなんて、申し訳ありません。
配達で忙しいときに、グダグダ謝られても困りますよね。心の中で、あなたの将来に
幸多かれ、と祈っています(^益^)b



というわけで、500円と安く、さっぱりした塩味で旨く、酔っぱらい相手にやさしい
女将さんたちがとても感じのいい店でした。



あ~、これで今回の旅も終わりです。思い起こせば、熊本から2週間、それなりに
いろんな思い出が出来ました。やさしくしてくれたみなさん、ありがとうございました。
またいつの日か・・・(^益^)ノシ