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会津娘の蔵から2020

『土産土法』。

平成19年7月13日(金)かいもーん

2007-07-13 15:04:49 | 試験田

幼穂形成期(ようすいけいせいき)です。

images

わりと順調です。分けつ数は平均12~15本。
例年よりは少し少ないですが、茎がとても太くがっしりと開いています。

稲の根本に穂が形作られていく大切な時期となりました。
この時期の高温や低温から幼穂を守ってやることが
とても重要なポイントとなります。

併せて、そろそろ試験田も落水が近づいてきました。
いままで取水口の水路と田を遮っていた網を取り外し、
田の水位をジョジョに下げていきます。

imagesすると

images上流めざして鯉がぞくぞく。

水路の中、取水口にはあっというまに鯉と鮒が群らがってきました。

 

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平成19年7月6日(金)晴 鯉

2007-07-06 15:00:38 | 試験田

明日は全国的に七夕です。当蔵では8月7日に笹を飾ります。

今日は久しぶりの快晴、気温も30度を越えました
しかし昨日までの雨で湿度は高く、蒸れます。

試験田順調です。有機実証圃も順調です。

images

周囲のコシヒカリ慣行田に比べてしまうと、
色づきの程度と分けつの少なさにほんとに大丈夫か??と
不安にもなりますが、順調です。

images 鯉が株元を盛んにつつきます。

images さかんにつついています。

取水口付近は水温が低いこととそのために鯉が集まりやすい為
稲の生育が進まず哀れな姿になってしまっていますが、
その分、田んぼの中央一帯はいい感じに育ちました。

育稲のターニングポイント幼穂形成期』もまもなくです。 

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平成19年6月29日(土)雨

2007-06-29 09:05:14 | 試験田

朝から雨です。

土砂降りです。

 images

試験田、本田とも稲は順調に育ってます。
試験田の五百万石は深水の為分けつが少ないのでなかなか緑一面、
という感じになりませんでしたが、ここに来てようやく緑田っぽくなってきました。

images

先週の梅雨の晴れ間、
NHK石原ディレクターが自ら田んぼ撮影の図。

images

普段はカメラマンさんがとるので・・・と云いつつも様になっています。
さすがです。

まだお若いのですが
着眼点・視点の面白さにセンスを感じます。

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~五百万石収穫への道~

2007-06-16 16:35:09 | 試験田

~五百万石収穫への道~

(この記事の上で更新中です)

5月27日(日)の試験田の手植え・無農薬栽培田の紙マルチ田植えで、
当蔵で栽培する酒米『五百万石』の田植えが全て終了しました。
ここから秋の稲刈りまで、水管理、草刈、鳥よけ、などなどなど、
天候にも左右されつつ農作業は続いていきます。

米造り・畑仕事だけではなく『土』を抜きにして
高橋酒造と『会津娘』というお酒は成り立たないとも云えます。

そこで、田植えにご参加頂きました皆様をお迎えして稲刈りまでの
毎月第3土曜日、蔵スタッフだけでなく
オープンで田んぼその他の作業を行なう日と致しました。


午前中、蔵においでいただければ、スタッフが一緒に農作業に入ります。
田植えに参加できなかった方でももちろん、おいで下さい。
また参加は自由ですので、お気軽にお出かけ下さい。

おいでになることが決定しましたら、
前日までに高橋酒造( TEL0242-27-0108 Mail: sakeshou@nifty.com)
までご一報下さいますよう、お願い致します。

秋の収穫感謝祭で人一倍おいしく乾杯するその瞬間を目指し、
是非ご参加ください。

日   時: 6月16日(土)、7月21日(土)、8月18日(土)の午前中
                9:00~11:00くらいの間(ティータイムあり)

集合場所: 橋酒造店
           ※汚れてもよい、作業できる服装でおいでください。

参 加 費: もちろん無料  

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平成19年6月13日晴 コイ抑草法

2007-06-14 11:51:01 | 試験田

※鯉抑草法とは・・・

 水田に鯉を放流し、鯉の性質を利用して雑草の発生を抑える農法。
 鯉が底土をかき回すことで生えてきた雑草を浮かして取り除き、
 また水が泥で濁ることの遮光効果で新たな雑草の発生を抑える。

 抑草効果だけでなく、鯉放流に伴う深水管理と鯉による稲株根本への
 刺激も、相乗効果で丈夫で良質の稲穂形成に寄与する。

 鮒も同様の働きがあるがコイに比べると効果は落ちる。

ということで・・・

images 泥を撹拌し、しっかり除草

images 濁りで日光を遮断し、しっかり抑草

稲もだいぶしっかりしてきました。

images

きれいなラインです。

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平成19年6月4日(月)鯉放流

2007-06-04 19:00:32 | 試験田

5月30日(水)晴 鯉が到着しました。
ウィルスフリーの証明書付きの安心鯉です。

images 

県農林事務所小澤主幹のご協力のもと、元気な状態でやってきました。
酸素入りの袋詰め数袋に分けられての移送です。

images

しばらくそのまま水温に慣れさせてから、田水路の中に張った
ネット内にひとまず放します。

images

約550匹、大きさは4~15cmとかなりばらつきはありますが、
どの個体も元気です。

苗の活着を待ち、6月4日(月)晴、鯉を田に放す日がやってきました。
県農林事務所の所長はじめ皆様おいでくださいました。
ご苦労様です、ありがとうございました!

images

傷つけないよう、丁寧に取上げ、田に放していきます。
このときの水路の水温22℃、田の水温29℃。少し温度差があるのが
心配なのでより水温差が少ない水口(みなくち)近くに、そっと放します。

images

すぐ泳ぎ始め、あっという間に550匹は見えなくなってしまいました。

imagesimages

青鷺などの補食鳥から守る為、田の周囲と上に防鳥糸を張り巡らします。

この後の鯉の様子は又改めてご報告させていただきます。

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平成19年6月1日(金)晴 田植え前後

2007-06-01 09:43:38 | 試験田

20070527田植え前日までと、その後日。

一度目の耕起から約2週間、田に水を掛けておきます。
すると・・・

images←クリックすると拡大。

一面に田の雑草”ひえ”がびっしりと芽をだします!
これが狙い。この方法、ひとによって意見は様々ですが、
田植え前にある程度発芽させておけばその分、田植え後の
草を減らせるのです。

images

田植え前日の代かきにて、出てきた”ひえ”を泥の中にくるめてしまいます。
これで第一期除草も、併せて完了。残ったひえが発芽する頃には
コイ&フナが田に放たれ、除草開始しますのでもう安心です。

images

田植え。

明けて28~30日、『補植』に取り掛かります。
浅くて浮いてしまった苗などの手直しと、植え残しの隙間を手植えしました。

imagesimages

田植え翌日の28日には地元東山温泉から
参加者もお手伝いにきてくださいました。
ありがとうございました!
images ※右端はアグリ部大芝君。

苗の『活着』(根をはること)を待ち、コイ&フナの除草隊の出陣となります。
6月4日(月)放流予定です。

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平成19年5月28日(月)晴 田植え無事終了

2007-05-28 18:37:01 | 試験田

昨27日(日)、無農薬栽培田の五百万石の田植えが無事、行われました。
今年の当蔵での酒米『五百万石』の作付けは昨年と同で、
この無農薬田の田植えで今年の田植えが全て無事完了しました。

天候にも恵まれ、午前中の試験田での田植えにはたくさんの皆様にご参加いただき、
手植えをしました。今年の苗は初の温湯消毒&プール育苗でしたが、
とても色ツヤもよく健康な苗に育ちましたので、これからの生育が楽しみです。

午後からは無農薬栽培本田での紙マルチによる田植えを、
会津菱農のみなさんのオペレーションでこちらは機械植えを行いました。
昼過ぎからやや風が出てきまして急に肌寒いなか、色々と
細かいトラブルありながらもこちらもなかなか順調に、無事終わりました。

試験田脇の水路には今週30日(水)に鯉が到着します。
県農林事務所の皆様のご尽力により実現した、
ウィルスフリーの証明書付!の鯉です。

コイ抑草法リベンジ篇は6月より開始です。

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田植え 

2007-05-15 13:13:43 | 試験田

images

5月27日(日)酒米田植参加者募集、定員となりましたので
募集を終了させていただきます。

ご参加の皆様、ありがとうございます。

当日晴天を祈りつつ、お待ちしております。

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平成19年5月10日(木) 堰上げ

2007-05-13 11:47:04 | 試験田

毎年、5月の10日は「堰あげ」といいまして、河の水がドンと増えます。

これは田植えの準備で、
この日を目安に戸々田に水を引き入れ、代掻き・田植えを始めます。

五百万石も一部田植えが始まりました。
無農薬栽培田では、もう少し苗箱で育ててから田植えを行います。
慣行栽培より少し日を遅らせて成苗を植えることでその後の生育の遅れをカバーし、
同時に気候への順応性と根の活着をすすめます。

今年の無農薬栽培田の田植えは5月27日(日)に行うこととなりました。

 

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