会津名産 みしらず柿をお求めの皆様へ
毎年、名産の会津みしらず柿をおもとめいただき心より御礼申し上げます。
当蔵と果樹林のある門田町は会津若松市南部、原発より約100キロ西に位置しており、
文部科学省の航空機による放射性物質拡散のモニタリングでは
関東を含めた調査圏で最も低いランクに分類されています。
米、水、土壌、酒のほか、柿をはじめすべての果樹(りんご・なし・ぶどう・洋ナシ)においても、
平成24年9月時点で、放射性物質は検出されておりません。
しかしながら、福島県内で収穫される果樹・農水産物に対する放射線事故の影響と忌避感はゼロではなく
会津産みしらず柿も残念ながら例外ではありません。
また今夏の酷暑の影響により、数量はかなり限定されるものと思われます。
よって、当蔵においての、2012年みしらず柿の干し柿とB品の販売はこれまで同様ではありますが
本年のみしらず柿のご贈答およびご依頼主以外の方への発送は
大変申し訳ありませんが、お受けいたしかねます。
なにとぞご理解の程お願い申し上げます。
本年もこれまで同様、安心してお求めいただけるよう、万全を尽くし
すべての商品に厳正な検査を行ったうえ、販売を致します。
全国各地さまざまな場面で福島の復興支援が行われ、
私たちを支えてくださっていることに心より感謝いたしております。
高橋酒造店では今後も継続して検査を実施し、全ての製品の安全性の確認を行ってまいります。
平成24年9月吉日
会津娘 醸造元 高橋庄作酒造店
※一昨年の写真です。
9/13(木) 福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターにて
平成24年度福島県秋季鑑評会が行われ、
福島県技術委員として審査に参加させていただきました。
2010年までは福島市にあった県酒造組合の会館で行われていましたが
震災により建物が倒壊し、昨年からは会津若松での開催となっています。
若松での開催に快くご協力くださった会津若松技術支援センター様、
ありがとうございました。
同日、純米酒・吟醸酒の部、煌酵母の部各金賞と県知事賞が決定し、
14日(金)県内の醸造関係者他すべての方に、出品酒を一般公開しました。
13日の審査終了後。
同じく県の技術委員である鈴木氏が、浪江の蔵から分離培養した酵母
約10種により、山形県長井市にて醸造した約20点の試験酒の試飲をさせていただきました。
含み香、酸のハリ、余韻。どのお酒も見事に「磐城 壽」。
この中から更に酵母の選抜を続けていき、これからも浪江の蔵の酵母で
『磐城 壽』を醸し続けるとのこと。
大介君の情熱と鈴木酒造店の挑戦はとどまることなく前へと進み続けています。
タンクの入替・足場の組み直しを伴った、今期の仕込蔵改修作業が終了しました。
細かな手直しと調整を行い、来月より仕込始動です。
夏後半の天候に恵まれ、良作が期待される今年のお米。
会津若松の酒米『五百万石』は来週中ごろより刈り入れが始まります。