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会社に、こんな商材のDMが来ていました。
「食べる酒米」というもので、要は山田錦などの酒米を飯米として売っている、というもの。
酒造好適米、教科書的に言うと、心白が大きかったり、タンパク質・脂質が少ないなどの酒造りに適した特徴があって、それが逆に飯米としてはパサパサだったり甘くなかったり硬かったりと不利な特徴となって、お酒の講演などではネタ的に「マズい」と言われたりしていますよね。
(同じく、ワインの講演でも「酒造用のブドウはマズい」と言われています)
ただ、お酒を造るお米を(1回くらいは)食べてみたいというのは酒好きとしては素直な心なので、自分も食べたことはあります。
事前にイメージしていたよりは普通でしたが、粘り気がないというか、確かにパサッとしてました。
そんなか、新型コロナ禍の影響もあり、多くの蔵元さんで今年のお酒の造りを減らす計画で、結果、酒造好適米も余り気味、という話はちらりほらり出ていて、その対策として「酒米を食べてみよう!」という動き(販促活動)が盛んになっています。
先日、ご懇意の酒販店さんにご挨拶に行った際も、そちらで結構な量を扱っている「獺祭」の話になり、「山田錦を売り始めたらしい」とお聞きしました。
◆
ネットでも売ってた。
なるほど。
お値段は450gで375円ですか。100g当たり83円。
近所のスーパーではコシヒカリなどが5kgで2,500円(100g当たり50円)前後で売っていますから、1,6倍くらいでしょうか、そんなに違わない。
それなら「一度は」という商売は成り立ちそうですね。
ただ、冒頭のDMでの価格は、300gで864円。これだと100g当たり288円で、約6倍。
獺祭さんの方は極論すれば「余っているのを売る」のでしょうから根付けも工夫しているのでしょうが、6倍じゃあ手が出ないですね。
新たな商材として考えるのはちょっと難しいかも。。。。
(やはり酒造好適米と飯米、「適材適所」なのでしょう)
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