牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

「デーツ」って知ってますか? 黒糖焼酎だけではない、南の島(みたいな)ヤシ焼酎

2019-08-29 11:59:54 | 酒のご紹介
                          

                           【公式HPはこちら↑】





倉庫で出荷待ちのこんな箱が。





「本格 麦 焼酎」です。

「本格」と「麦」と「焼酎」の間に微妙にスペースがあるのはなぜ?というのもありますが、注目すべきは原材料


麦、麦麹、の後に「デーツ」とあります。


「デーツ」、、、、、「ナツメヤシ」の実ですよね。


(wikiより)


古くメソポタミアや古代エジプトの時代から栽培されていて、現在ではそのまま食べる他、ジャムやゼリー、お菓子などに使われているようで、炭水化物や糖も含むので、水に浸したものをアルコール発酵させてアラック(焼酎ですね)を造ったり、、その「デーツ」ですよ。


焼酎って、コメやイモ、麦などがメインですが、ソバや黒糖なども主原料として認められているほか、それ以外に「国税庁長官の指定する物品」として50種類くらいのものが認められています。

これって多くは「わかめ」とか「ゴマ」とか「ぎんなん」とか、地域物産的な「ご当地焼酎」みたいなものなのですが、この「認められている物品」に「ナツメヤシの実」というのがちゃんとあります。


ただ、他の多くはそれで醸造するというより、味付け的な側面が強いのに対し、「ナツメヤシの実」の場合は、アラブで焼酎を造っていたくらいですから、本当にそれだけで醸造できてしまうので、むしろ黒糖焼酎(これも実はラムですよね)のように認められているのかもしれません。
(ただ、酒税法上は、「これらの重量の合計が穀類及びいも類及びこれらのこうじの重量を超えないこと」とされているので、その辺りは大人の事情?でしょうか)


実際、ウチの倉庫にあった「神武 琥珀」という商品も、ベースは麦焼酎のようです。

調べてみると色々あるようで、あの「白岳」にも「HAKUTAKE LIMITED(白岳リミテッド)」という「なつめやしの本格焼酎」があるようですし、「飫肥杉」の井上酒造さんにも「ヤシ焼酎 と銘打った「孤独な天使」というのがあるみたいです。




ちょっと面白そうですね。ブームになるかな。

一度味わってみたいですね。



★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 白酒の香型の基本は4+1.... | トップ | リーマン幾何学? リーマン... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

酒のご紹介」カテゴリの最新記事