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新しいお得意先が秋田県東成瀬村の御縁のお店、ということもあり、ちょっと秋田のお酒について調べもの。
県の酒造協同組合のホームページを見ていたら、トップ画面にこんなのが。

くどいようですが

日本酒に賞味期限はありません
流通を悩ます、期限(日付)の問題ですね。
ある意味おっしゃる通り、なのですが、こんなに堂々と表明しているモノは初めて見ました。
「pdfが開きます」ということなので、思わずクリック!したのですが、リンク先は存在しないようでした。
ただ、現代はネット社会、当該資料と思われるものが、ネット上にありました。

このポスター(チラシ)は、「小売店様、お取り扱い業者様へのお願い」とあります。
で、要約すると、
①最近、製造年月日から1,2ヶ月で返品されるケースが増えてきた。
②日本酒はアルコールなので、本来賞味期限という概念はなく、国際的にも(10%以上の)アルコールは賞味期限や製造日付は不要となっている。
③現在、日本では国税庁の表示基準に従い、製造時期を表示している(が、これは必ずしも意味を持ったものではない)。
④リサイクルが叫ばれる世の中、返品は資源の有効利用からも良くないし、中小の蔵の場合、返品は経営にも影響する。
⑤上記から、返品しないでね。
■
うーん。
ロジカルなようで、ロジカルでないというか、、、、、、、
「蔵元自身がフレッシュでおいしい(≒早飲み)で売り出している酒もある」とか「返品せずに酒販店で処分する場合税金などはどうなんだ(これは結構根深い)」とか、個々に突っ込むのは建設的ではないので、自分としての意見(ちょっと優等生的ですけど)を。
①日本酒には賞味期限はないが、味わいの変化は見られる。
②これはワインでいう熟成と同じであり、その意味でも「いつ飲むべき」という賞味期限はないし、ましてや「酢になる」ことはない。
③しかしながら、多くのお酒では、蔵元さんが狙った味わいというのは1年くらいの間にあると想定される。
④また、それ以上の熟成となると、好き嫌いがはっきりしてくる。
⑤上記も踏まえ、熟成期間の長い酒を売る際には、その辺りをきちんと説明して売る必要がある。
⑥流通としては、「責任を持って売る(売り切る)」覚悟でお酒を取り扱うべき
⑦しかしながら、結果として流通過程で長期間売れなかった商品は、酒税も考えると一旦戻すのも一つのやり方。
この問題、日本酒が広まれば広まるほど、また、ワインとの関係を考えれば考えるほど、重要になってきますね。
まあ、我々としては、蔵元さんやお客様との信頼関係の下、「責任を持って売る」の一言なのですが。。。。
■
ところで、冒頭の秋田県のチラシ(ポスター)のリンク先が現在は削除と言うか無いモノになっているのは、、、、炎上したんだろうなぁ。
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