牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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重陽の節句(菊の節句)には菊花酒

2009-09-10 15:00:21 | 附属酒類経済研究所
昨日9月9日といえば、その人形が道頓堀から引き上げられるなど、話題のこの人の誕生日


(ケンタッキー・フライドチキンのカーネルサンダース)


だったそうですが、日本酒業界的には、重陽の節句、です。


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この重陽の節句、「菊の節句」とも呼ばれるように、菊を供える習慣が数多くあります。

そして、その典型が


これ


古来、菊は仙人が住むところに咲く花と言われていました。

それにあやかったのでしょうか、酒盃に菊を浮かべ、長寿を願う風習が中国から伝わったこの「菊花酒」です。


ところで、この菊花酒は、縁起物的な意味合いが強いですが、酒造組合中央会のHPを見ていたら、江戸時代の「本朝食鑑」に肥後国の菊花酒として、

「(菊の)黄花ヲ用テ、コレヲ焼酒中ニ浸シ、数日ヲ経て煎沸シ、貯ヘコレヲ甕中ニ収メ、氷(砂)糖ヲ入レ数日シテ成ル」

と、焼酎に漬け込んだ薬酒的なものも出ていました。

ちなみに効能は、目を良くし、頭痛を和らげ、婦人病にも効く、とのこと。

名実共に御利益のある菊花酒、でした。



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