牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

静岡大学のお酒?

2008-08-13 12:15:02 | 酒の情報(酒エトセトラ)
先週末の8月8日〆切というのはこちらですが、

来週早々の8月18日が〆切のネタはコレ。



静岡大学のホームページに掲載


なんでも、静岡大では、同大農学部の実習用水田に植えた酒造好適米「山田錦」で醸された静岡大ブランドのお酒を発売する運びになり、その商品名やラベルデザインを公募する、とのこと。

酵母は同大農学部OBが開発した「静岡酵母」で、実際の醸造は島田市の「大村屋酒造場」さんが行い、来年3月には大吟醸800本(1本720ミリ・リットル)ができ上がる予定だそうです。

大学も最近は大変だなぁ、とちょっと同情したり、物は試しで買ってみようかなぁ、と思ったりしたのですが、、、、、

気になったのは、「同大では『大学の知の財産を地域に還元したい』と話している」という談話。

あの、これ、どの辺が大学の知の財産なんでしょうか?


学生が大学の農場で作ったお米が知の財産?OBが開発に携わった静岡酵母?公募で選ばれたラベル?デザイン?


それはさておき、これは静岡大のキャラクター

しずっぴー
公募で決められたようです。




こちらも公募みたいなもの酒ブログ・ランキング。ご覧下さいね



大学の「知の財産」のお酒?って?例えば、これが

「戦前に使用されていて、沖縄戦で壊滅した黒こうじ菌が、実は大学で60年間保管されていて、それを使って戦前の泡盛を復活!!」

とか、

「エジプト考古学の成果を踏まえ、古代エジプトビールの製法を再現すると共に、古代エジプトでビール醸造に使用されていた「エンマー小麦」の種子を、過去にエチオピアで採取・保管してた種子バンクから提供、古代エジプトビールができあがった!!」

とかいう能書きならなんとなく、それっぽいのですが、、、。

ちなみに、泡盛の方は東大の「御酒」


そして、ビールは早稲田大(エジプト考古学)+京大(栽培植物起源学研究室)のホワイトナイルです(醸造は黄桜さん。


(ついでに言えば、これら泡盛やビール、どちらもストレートに「話題づくり」「本大学ならでは」と、「知の云々」よりも話題性を重視しているようです、、、、それでいいのだ、と思います。)


「大学ブランド」というのは大いに結構で、それで大学や地域のPRをしたりするのも大賛成なのですが、安易に「知」とか使うと、嘘っぽくなってしまいます。

でも、しずっピーはちょっといけてますね。
しずっピーグッズ、うちわとかノートとかあるみたいで、ちょっと欲しくなりますね。




すいません、、、、ちょっと小言幸兵衛系、でした。


お酒ブログのランキングは酒ブログランキング


神楽坂涵清閣の順位はこちら



牛込・神楽坂 酒類卸 升本総本店
http://e-masumoto.com/default.aspx
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする