差塩と趣味の世界

故郷 福島差塩の想い出と徒然なる盆栽奮闘記

ジャンボキュウリ

2024年08月11日 | うんちく・小ネタ

 クリーンカーテンのキュウリこれまで7本収穫し食卓に上る。スーパーなどで売られているそれは規格があるようで太さも長さもそう大きくない。言わば小さい内に収穫しているようなものである。

 アップしたのはキュウリは、どのくらい大きくなるのか収穫せず試してみているものである。現在のところ長さ25㎝胴回り14,5㎝となっている。(市販では規格外) まだまだ大きくなるのではないか。子供の頃、そうした実が黄ばんでくるのも良く食べたものである。

【語り部】このシリーズも半ばを迎える。終戦記念日までアップする予定

隠された大震災 先日南海トラフ地震の前兆ではないかと言われる日向灘沖地震が起きた。またこの地でも2日前震度4の大きな揺れがあった。今は、当然のことながら直ちに安全第一で報道され住民の保護が優先されている。

 ところが、昭和19年12月7日にM8の地震(今は東南海地震と名付けられている)があったが、戦時中の報道規制もありほとんど知らされていなかった。当時女学生で名古屋の工場に動員されその震災に遭ったKさんの手記の一部を載せてみよう

 …ロウソクの光にむごたらしい学徒の姿がずらりと照ら
し出されたという。学徒と挺身隊の64人がここで亡くなっ
ている。こうした惨状が震災地全域に繰り広げられていた
訳で、本来なら救援の手が差し述べられるところであるの
に、市民の死者は一か所に集められて焼かれるよう命令も
だされている。この地震がどのように報じられているのか、
その時の朝日新聞縮小版で探してみた。
 一面トップは天皇の特大写真、大元帥陛下ご精励、戦ふ
民草に畏き聖慮という添書き。並べて宣戦の詔書全文が掲
載されている。「朕茲ニ米国及英国ニ対シテ戦ヲ宣ス」とい
うものである。続いて威嚇とも鼓舞ともつかぬ言葉が並ぶ。
・一億特攻。大東亜戦争第四年へ 
・レイテ体当たり切り込み 物量を圧倒 
・ビルマ敵損害実に三十五万 
・一歩も退くな職場戦 急げ軍隊的統制 
・忠勇無比の特攻精神を聞く などなど。
やっと三面の下段隅に「昨日の地震 震源地は遠州灘」と
いう2行が見つかり、なんと、「被害の生じた所もある」と
だけ。他の新聞も大差はない。良心を奪われたジャーナリ
ズムわれわれ国民の置かれている所があった。、、、、、

、、、、          「湖畔の轍」よりさんの転載

 老人会で何かとお世話になったKさんも数年前に旅立たれた。こうした生き証人が次々と去って行く。残されたものの責務として声を大にして平和の尊さを叫ばなければならないと想っている。因みにこの地震により死傷者は4,000人以上、倒壊家屋950,000戸と言われている。