花粉が舞う前の早朝散歩、日毎に日の出が早まり明るい中での歩きなる。周りの観察もしやすくなる。いよいよサクラの季節であるが、長年愉しませて貰った山ザクラの色とりどりの花を愛でることが出来なくなったのは残念である。淡い茶色の葉を伴って咲く薄いピンクの花、薄緑の葉を伴って咲く白い花等の山ザクラの大木は姿を消してしまった、、、、、。
多摩湖周囲道路沿いは、管理者によって既記したように大木が次々と伐採され嘗てのような林相はない。明るくなりこれまで見られなかった方向からも多摩湖を望むことができるようになったが、種々の山ザクラの巨木の嘆きが聞こえるようで何故か寂しい思いをする爺である。
子供の頃は、サクラと言えば山ザクラであった。街に出かけなければソメイヨシノの花など見られなかったのである。それだけに山ザクラに対する想いは強い爺なのである。