サツキ愛好家のひとりとして50年近くとなるが、未だ満足のいくような樹を育成することは出来ない。そればかりかこれまで何本枯らしただろうか反省している爺である。アップしたのは、樹勢衰えてきた聖代である。昨日彼とこんな会話をしながら一回り大きな鉢に植え替えをした画像である。
聖代 「俺は見捨てられた木なのだ。せめて生を終える前に精一杯のエネルギーを使い子孫のために種を残そうと花をつけたのだ」
爺 「いやぁ、申し訳ない。まだまだ植え替えの時期は先と思っていたので見捨てたわけじゃ ないよ」
聖代 「根回りを観てよ。ぎゅうぎゅう詰まって息もできないくらいになっているだろ。大切な葉を茂らせる余裕等無かったのだ。分かるだろう」
爺は早速鉢根回りを観る、、、、
爺 「これはひどい。早速古い根を切り詰めたあげるから新根を出してくれ。ゆとりある鉢も準備しよう。」
根切りをして古い土を取り払い、新しい鹿沼土をいれて大きな鉢に取り替える。
聖代 「、、、、、」
これから芽吹くであろう新芽の動きで彼は応えてくれるのだが、どうだろう。もし、新芽が動き出したら今年は花を諦めすべて摘みとって樹勢の回復を待つこととしよう。
さてさて結果は如何に、、、。彼に詫びつつの作業を終えた。これからも元気で花を咲かせてくれる姿を想像する爺である。