お伊勢さん参り
「お伊勢さん」「神宮さん」と親しみを込めて呼ばれます三重県伊勢の神宮は、女神である天照大御神を祭る『皇大神宮(内宮)』と、衣食住および広く産業の守り神として崇敬される『豊受大神宮(外宮)』からなります。2000年の昔、天照大御神様の「御杖代(みつえしろ)」となった倭姫(やまとひめ)の長い旅路のはてに伊勢の地が選ばれたと伝えられているそうです。昨年暮れにお伊勢さん参りに行ってきました。輝かしい2007年も皆様にとって健康で素晴らしい年でありますようご祈願、申し上げます。
五十鈴川が流れる宇治橋を渡ると素敵な景観が目の前に広がってきました。何年か前に訪れた時には喜多流能楽の舞が披露されてました。 | |
内宮参道を住って一の鳥居をくぐるとまもなく右手に流れる五十鈴川べりに、幅10メートルほどの石畳が広がっています。御手洗場(みたらし)です。神前にむかう者が御塩や清水で身を清め邪気をはらうのは、私達の遠い先祖からのしきたりでした。そんな潔斉の場として御手洗には今日も清流が流れていました。 | |
神々しい森の繁みからは木漏れ日がこぼれ、清々しい気持を感じながら神楽殿の前を通り抜け内宮正殿へむかいました。 | |
石畳の階段を上ると天照大御神様がいらっしゃる御正殿です。有り難い気持、一杯で参拝する事が出来ました。 | |
神宮では年間通して1600回位の祭典が夜昼に行なわれています。祈年祭は5大祭典の一つだそうです。今年も豊作で平和な年であることをお祈りするお祭りで皇室から勅使様が参向して奉仕される奉幣の儀です。天皇陛下のお姉様もご奉仕してました。 | |
昨年9月に参拝の時に能楽の舞を観る事が出来ました。雅楽の世界が広まり、素晴らしい光景でした。 |
神宮には20年に一度の式年遷宮があります。御正殿をはじめとするすべての社殿を新しく建て直し、神々に移っていただく、いわば神々のお引越しです。神宮の御正殿の隣には同じ広さの宮地がもう一つ用意されており、そこに同じ姿の新しい御正殿が立て替えられます。今日まで千三百年間に渡って受け継がれ、次のご遷宮は来る平成25年に行なわれる予定で現在そのご準備が進められています。
日本の伝統や文化が受け継がれ、守られて、今日があると思います。感謝感謝合掌