バンコクから北へおよそ約80キロ、車で1時間半。
チャオプラヤー川とその支流に囲まれた中州にある
東西7キロ、南北4キロにおよぶ島、古都アユタヤの町。
1350年から417年間にわたり、アユタヤー王国の歴史を築いた。
35代の王が統治し、「ロンドンのように見事」と称えられた国際都市。
しかし、ビルマとの度重なる戦いにおいて陥落。
ビルマ軍の手によって、建造物の多くは徹底的に壊された。
顔のない仏像、崩れ落ちているチェディ(仏塔)、土台だけが残された寺院。
アユタヤーの遺跡は、今も静かにその時を止めたまま。
※「ワット」=「寺」
◆◆ ワット・マハータート ◆◆
アユタヤ遺跡を代表する重要な仏教寺院。
かつては高さ44mの仏塔があったといわれるが、
やはりビルマ軍によって破壊され、
現在その面影を残すのは、頭部を切り落とされた仏像のみ。
遺跡の中の仏像はすべて頭が切断されており、
当時の殺戮の模様が生々しく残されている。
遺跡内にある、木の根に覆われた仏頭。
切り落とされた仏像の頭が、長い年月をかけて菩提樹に包み込まれた。
地面にゴロリと転がり落ちただろうにもかかわらず
菩提樹の根に抱かれながら、またまっすぐに立ちあがり、
ゆがみなく前を向いている光景は、まさに自然の奇跡。
神秘的なものを感じざるをえない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/1d/2178c3b4f53c78cca57fe445a604dfef.jpg)
仏頭に敬意を払い、この仏頭よりも高い位置から鑑賞するのは禁じられている。
仏頭と同じ目線までしゃがみ体を落とす。
この仏頭が長い年月見てきた人間の争いの歴史は、
収束を迎えたのだろうか。
今は心静かに何を思い、何をその目で見ているのだろうか。
風化の激しい寺院の石段を登り、頂上からアユタヤの町を一望。
さえぎるもののない四方を見渡すと、時間を超越した眺めが広がり、
しばらく声もなく、360度に広がる景色を見まわす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/8f/a41e7c8b6ba37792aa7a407e73806b7e.jpg)
斜めになってしまった仏塔。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/04/b97188d9cef98f8612529f0378e1a63e.jpg)
◆◆ ワット・ラーチャブラナ ◆◆
正面入り口からのぞかせるクメール様式のチェディ(仏塔)。
まるで額縁に入れらた絵画のよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/72/6126002d643f901f4d0a5ebf6e678bec.jpg)
大きなプラーン(クメール式仏塔)には途中まで登ることができる。
上から見渡すと、まるで天空の城のよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/37/470e0045649f7cb61d1656871f3e14a9.jpg)
◆◆ ワット・プラ・ラーム ◆◆
破壊された石仏がずらりと並ぶ回廊。
頭部を切り取られても、仏像は依然、聖なる存在のまま。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/63/9cfbe26206c319ff290a7915f1684bda.jpg)
美しいクメール調の寺院。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/94/70c53f09628759a254da58e95736e5d2.jpg)
遺跡内には誰一人観光客がなく、ひっそりと静寂。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/78/31620eb4edc8ce7e2a6a78014da1aa9d.jpg)
◆◆ ワット・ローカヤー・スッター ◆◆
広々とした草原に並ぶ遺跡群の一番奥に、
高さ5m、全長28mの涅槃仏が横たわっている。
からりと晴れ渡ったアユタヤの空の下、
悠々と寝そべるその姿はなんとも気持ちがよさそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/04/0c383a67e61181151f9b00202f0b34fc.jpg)
私も、添い寝。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/97/c74c7947c66e4883d0aea8847f7c52d5.jpg)
◆◆ ワット・プラ・シー・サンペット ◆◆
1500年には高さ16m、総重量171kgの黄金に覆われた仏像があったが、
ビルマ軍の侵攻により、跡形もなく破壊されてしまった。
残っているのは、スリランカ様式の3基のチェディだけ。
歴代のアユタヤ王朝の3人の王が眠る、王室の守護寺院。
王3人の遺骨が納められている。
夜はライトアップされ、昼間とは違う顔を見せる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/97/eb2398d8cc82c66512cb7b1ea943f331.jpg)
世界文化遺産 アユタヤ遺跡 2に続く
チャオプラヤー川とその支流に囲まれた中州にある
東西7キロ、南北4キロにおよぶ島、古都アユタヤの町。
1350年から417年間にわたり、アユタヤー王国の歴史を築いた。
35代の王が統治し、「ロンドンのように見事」と称えられた国際都市。
しかし、ビルマとの度重なる戦いにおいて陥落。
ビルマ軍の手によって、建造物の多くは徹底的に壊された。
顔のない仏像、崩れ落ちているチェディ(仏塔)、土台だけが残された寺院。
アユタヤーの遺跡は、今も静かにその時を止めたまま。
※「ワット」=「寺」
◆◆ ワット・マハータート ◆◆
アユタヤ遺跡を代表する重要な仏教寺院。
かつては高さ44mの仏塔があったといわれるが、
やはりビルマ軍によって破壊され、
現在その面影を残すのは、頭部を切り落とされた仏像のみ。
遺跡の中の仏像はすべて頭が切断されており、
当時の殺戮の模様が生々しく残されている。
遺跡内にある、木の根に覆われた仏頭。
切り落とされた仏像の頭が、長い年月をかけて菩提樹に包み込まれた。
地面にゴロリと転がり落ちただろうにもかかわらず
菩提樹の根に抱かれながら、またまっすぐに立ちあがり、
ゆがみなく前を向いている光景は、まさに自然の奇跡。
神秘的なものを感じざるをえない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/85/0af13a439cc54493946ca3d0d4f82e70.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/1d/2178c3b4f53c78cca57fe445a604dfef.jpg)
仏頭に敬意を払い、この仏頭よりも高い位置から鑑賞するのは禁じられている。
仏頭と同じ目線までしゃがみ体を落とす。
この仏頭が長い年月見てきた人間の争いの歴史は、
収束を迎えたのだろうか。
今は心静かに何を思い、何をその目で見ているのだろうか。
風化の激しい寺院の石段を登り、頂上からアユタヤの町を一望。
さえぎるもののない四方を見渡すと、時間を超越した眺めが広がり、
しばらく声もなく、360度に広がる景色を見まわす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/8f/a41e7c8b6ba37792aa7a407e73806b7e.jpg)
斜めになってしまった仏塔。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/04/b97188d9cef98f8612529f0378e1a63e.jpg)
◆◆ ワット・ラーチャブラナ ◆◆
正面入り口からのぞかせるクメール様式のチェディ(仏塔)。
まるで額縁に入れらた絵画のよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/a5/70ef0bc0134903580b0e9a65162c2d32.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/72/6126002d643f901f4d0a5ebf6e678bec.jpg)
大きなプラーン(クメール式仏塔)には途中まで登ることができる。
上から見渡すと、まるで天空の城のよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/ce/cbef6257556d28c7bb68ba892b79e46f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/41/a39cfdad06a0e23773daedbe45476e43.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/37/470e0045649f7cb61d1656871f3e14a9.jpg)
◆◆ ワット・プラ・ラーム ◆◆
破壊された石仏がずらりと並ぶ回廊。
頭部を切り取られても、仏像は依然、聖なる存在のまま。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/63/9cfbe26206c319ff290a7915f1684bda.jpg)
美しいクメール調の寺院。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/94/70c53f09628759a254da58e95736e5d2.jpg)
遺跡内には誰一人観光客がなく、ひっそりと静寂。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/78/31620eb4edc8ce7e2a6a78014da1aa9d.jpg)
◆◆ ワット・ローカヤー・スッター ◆◆
広々とした草原に並ぶ遺跡群の一番奥に、
高さ5m、全長28mの涅槃仏が横たわっている。
からりと晴れ渡ったアユタヤの空の下、
悠々と寝そべるその姿はなんとも気持ちがよさそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/04/0c383a67e61181151f9b00202f0b34fc.jpg)
私も、添い寝。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/97/c74c7947c66e4883d0aea8847f7c52d5.jpg)
◆◆ ワット・プラ・シー・サンペット ◆◆
1500年には高さ16m、総重量171kgの黄金に覆われた仏像があったが、
ビルマ軍の侵攻により、跡形もなく破壊されてしまった。
残っているのは、スリランカ様式の3基のチェディだけ。
歴代のアユタヤ王朝の3人の王が眠る、王室の守護寺院。
王3人の遺骨が納められている。
夜はライトアップされ、昼間とは違う顔を見せる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/13/c1c32179f032f3b0d20bacd08009c1b3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/d9/e212bec81e2748795eca9ae5e09a0e88.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/97/eb2398d8cc82c66512cb7b1ea943f331.jpg)
世界文化遺産 アユタヤ遺跡 2に続く