ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

タイの警察

2011年09月14日 04時34分15秒 | タイ文化
タイ王国の警察。 
「タイ警察」もしくは「タイ王立警察」。
1933年に創設され、正しくは

 タイ王国国家警察庁
    สำนักงานตำรวจแห่งชาติ ราชอาณาจักรไทย    Royal Thai Police



人口に対しての警察官の割合は日本より高い。
それもあってか、タイで警察を見かけることはよくある。
特に交通警察。
交通整理をしていたり、検問をしていたり。
どう見てもその交通整理のせいで渋滞を招いている、という場面もある。
そこがタイ。


交通違反の罰金も決まっていないため、後日警察署に出頭した際に
その場で違反金が決められるらしい。
警察官の気分で決まるのだろう。
そこがタイ。


私も一度、長距離バスの中で尋問を受けたことがあるが、
あれも、私が外国人だからと言うよりも、警察官の気分で尋問したのだろうと思う。
そこがタイ。     (→過去ブログ 「ラオス隊員 コンケン来訪」


警察官の制服はピチッとタイトな体にピッタリタイプ。
タイでは大学生も制服は体にピッタリ吸い付くようなピチピチを着る。
男も女も、ピチピチできるのが好きでおしゃれらしい。
警察官も違わずに、タイトな制服。
そこがタイ。
    


カメラ大好きなタイ人たち。
そこは、警察官も例外ではない。
エアポートリンクの駅で警備している警察官たち。
おお、これだけそろうとかっこいいな、と思い
「タイループダイマイカ?(写真を撮ってもいいですか?)」とにっこりお願いしたら
「ダーイ!(いいよ!)」と二つ返事でOKが。
仕事中でも好意的に撮らせてくれる。
    


「さあさあ 一緒に撮ろうよ」とすごい歓迎ムードになり、
いらっしゃいさあさあ、とみなさん大変盛り上がりで写真撮影。
     


じゃあ、ありがとうございました、と立ち去ろうとしたら
「待って!私たちも写真撮ってちょうだい!」
と、カメラを出してくる警察官たち。
勤務中も持ち歩いているのか・・・。
もちろん、快く撮ってあげる。
こういう絵は、日本ではまずお目にかかれない光景だと思う。
これがタイ。
    



やっぱり写真好きで人なつこい警察官たち。
タイ人って素敵。



=犯罪者引き渡し=
タイと日本の間で犯罪が起きた場合、犯人はどう処罰されるんだろうと思って調べてみた。
タイと犯罪人引渡し条約を締結している国はすでに10数カ国あるが、
現在、日本とタイの間には締結されていない。
そのため、タイ-日本間での犯罪は、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて情報提供、
国際手配を行い、さらに外交ルートを通じて引渡し、代理処罰を請求することになる。
なんだか、とても大変。
逃亡犯罪人の引渡しや処罰が実際に行われるかどうかは両国の判断によるらしい。


=犯罪発生率=
タイでの犯罪発生率は日本の数倍。
とはいえ、日本ほど発生率が少ない国を探す方が、世界を見たときは困難だろうな。


=薬物=
タイの麻薬・薬物事犯の刑罰は重く、違反した場合は50年の懲役、終身刑、死刑などの重刑。
日本人がタイで薬物所持により逮捕されることも多く、
刑務所への長期収監などの刑罰が科せられている。
旅行にきて軽い気持ちで手を出して、またはそれと知らずに使ってしまい
刑務所に長く入っている人もいる。


=日本人保護件数=
世界の日本公館の中で、タイは15年以上連続で日本人保護件数ががトップ。
2010年度は初めて3位に後退。
とはいうが、日本人滞在者数が世界の都市で上位3位に入るバンコクなのだから
日本人の保護件数もそれは3位以内に入るというもの。
被害の大半は窃盗や強盗どの盗難被害など。
タイ隊員でも、携帯電話や財布をすられたことのある人はけっこういる。




タイの警察官は タイトな制服を着てフレンドリーで気分屋さん。
素敵なタイ人警察官だが、なるだけ彼らのお世話にはならないようにしたいもの。

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