今回の九州遠征は二女夫婦と向こうのご両親にお会いして親交を深めるのが一番の目的でしたが、
6月初めにしたのは九重のミヤマキリシマをもう一度見たかった為であり、
地震で観光客が激減している熊本を応援する為に黒川温泉に泊まるという目的でした。
4日はみんなで小倉の料理屋さんで宴会する予定だったので、
余裕をみて6日に平治岳に登ってから黒川温泉に宿泊する事にしました。
という事で、5日は6時前には起きて7時ごろに小倉を出発し、
別府をめざし(詳細は別途アップする予定)
この日は道の駅長湯温泉で車中泊し、翌朝早く登山口の男池に走る予定でした。
という事で、
ロング缶を3本飲んで、
天女が御飯を炊いて作ってくれたカレーを食べ、
その後は天女梅酒のお湯割りを飲み8時ごろには寝てしまいました。
期初は5時15分の予定だったのですが、
遠足病の錆鉄人は4時半にははやばやと目が覚めてしまいました。
が、外はシトシトと雨が降っています。
天気予報では曇りで降水確率も低かったのですが、しかたがありません。
「仕方がないか中止らにするよ」
と天女に告げてもう一度寝ることにしました。
天女はすぐにスヤスヤとお眠りになったのですが、
遠足病が発病した錆鉄人眠れません。
そのうちに中高年の男性4人組がデリカで来て、登山支度をしています。
話しかけると、大阪から来たとの事で、
会社の保養施設に泊まって朝早く出発してきて、これから大船山に登るという事。
昨日、道の駅の観光案内でもらった大船山の新しい登山口のパンフレットをあげたのですが、
中止と決めていた錆鉄人も俄然登りたくなってきました。
早朝のこの時間、ガ二湯入るか、100円の温泉に入ろうかと考えていたのですが、
「とりあえず登山口に行って見るよ」と言って男池駐車場を目指しました。
登山口についても霧雨が降っていましたが、
予想外に多くの車が駐車していて、登山準備をしているグループも何組かいました。
こういう時、優柔不断な錆鉄人は決断しかねるのですが、
天女が錆鉄人の心の中を読んで
「折角来たのだから登りましょう」と言ってくれました。
という事で、すぐにしたくをして出発。
ずっと樹林帯の中を登るので雨が降っているかどうかは分からなかったのですが、
大戸越(うとんこし)着くと雨は上がっていました。
前回は坊がつるのほうから登って来ましたが、
男池からのほうがコースタイムが短いので今回はこちらにしたのでした。
平治岳の斜面を見上げて
「この前のほうがきれいだったね」
と天女と少し残念がりながらも、平治岳の登りに取り付きました。
平治岳の登山道はミヤマキリシマの群落の中をぬって登るので
登りと下りは別ルートになっています。
狭く急な登山道をミヤマキリシマの枝にズボンをひっぱられながら登って行きました。
そして大戸越から見えるテッペンまで来て
向こうを見ると!
(つまり大戸越からは見えない斜面です)
ギョギョッ!
何じゃこれは!
最初はほどほどに・・・
まさしく山は紅に染まっています。
言葉は無用ですね!
さらに良い景色を見んと標柱のそばの岩に登ったのですが、
それを見た男性が写真を撮って下さいました。
そして、天女とのいつものポーズも撮ってもらいました。
その人は熊本の人という事で、
山で出会ったという東京の女性とそのお母さんを案内してきたとの事でしたが、
我々が元気づける為に黒川温泉に泊まりに来た事を喜んでくれました。
例によって、先週は横浜往復1000kmを走って10回連続の孫の運動会に行ったとか、
自慢話を嫌な顔をせずに聞いて下さいました。
(ありがとうございました。)
すっかり長話になったのですが、
12時54分登山口に戻り、トイレの横の流しで登山靴を洗い駐車場に戻りました。
下山中、たくさんの登山者と出会いましたが、平日だというのに駐車場はほぼ一杯になっていました。
みなさん、素晴らしい花盛りのミヤマキリシマに出会えて良かったですね!
大満足の錆鉄人と天女でありました。