
人が何かの頂点に立つとき、必ず「右腕」と呼ばれる人が存在するでしょう。
けれど、同時にその存在は恐ろしくもあります。
頂点に立った人物が、本当に賢ければ、決して『自分より』できる人間、あるいは、賢い人間を右腕にはしません。
だって、裏切られたら勝てないですもん。
なぜこんな話をするかというと、万能ロボットを作り出すために開発している人間は、将来、映画のよう人工知能を取り入れた、「人間に近い」ロボットを作りだす可能性が高いと思います。
人間より優れたものを作るということは、それに裏切られた時、脅威にしかならないんですよね。
ロボットだから力は強いし、衝撃で簡単に壊れ安い反面、普段からそんなに簡単に壊れては困ると、強度も耐久性も強くするでしょうしね。
結局は、本当に頭のいい人間なら、「作れても作らない」事が必要である事を知っていると思います(この世の中には、色々、あるでしょうね、そういう事例が…)
そんなわけで、この映画は(も?)、人間にとって便利で奴隷のようにこき使える人型ロボットが、「暴走」するさまを描いています。
ただ、恨めないロボットがいるので、そういうロボットとは共存できればなぁーと思いますがね(^_^;)
評価は(3.5)です。