☆~Carefree Life~☆

HPの管理人 Sugaryが、日々の出来事から、趣味や宣伝まで勝手気ままに綴ります。

肌のお話

2007-12-15 10:18:55 | 年齢によるトラブル?

今日のネタは女性向けなので、男性にはツマラナイと思いますが…肌のお話です。

数年前からこのブログを読んでくださっている人はご存知かと思いますが、2年ほど前に一度化粧かぶれを起こしました。
それまではどんな化粧品を使ってもトラブルなど起こした事がなかったんですけど、それ以降は出来るだけ肌に優しいものを…と選び直しました。
そのせいもあってしばらくは調子が良かったんですけど、強い肌でなくなってしまったのは事実。
顔を剃ったあとはかなり肌が荒れるようになったし、肌の部分的なカサつき(かぶれを起こした部分)がいい時と悪い時を繰り返す。常にどこかしら赤み(炎症)が残ってる状態で…でも問題にするほどではなかったんですよね。
ただ、皮膚のバリアがなくなってきてるんだよなぁ…というのは薄々分かっていました。でもだからといって何をどうすればいいのか分からなかったし、保湿をすればそれなりに大丈夫だったので、する事といえば基礎化粧品をグレードアップさせる事だけでした。
保湿の高いものに変えてから、それを多めに塗りたくってたんですよね~。

それが、本格的に“ヤバイな…”と確信したのは先月の中旬あたりから。再び化粧かぶれを起こし、また治って1週間くらいはすこぶる調子が良かったのに、また化粧かぶれを再発してしまって…。
ここでようやく、何かが違う…と気付きました(遅っ)。

そして、実はその方法が間違っていた……と知ったのは、ここ何日も調べた結果。
しかも、悪いという事を全部やっていたようです…

おそらく、この症状は「累積性皮膚炎」です。
この言葉で検索すればどういうものか分かるんですが、この状態になった事がないと、あまり自分には関係ないと思って結構スルーしちゃうんですよね。
実際、私も気にも留めませんでしたし。
でも、自分がその状態になったと分かった時、「そういうことかー」と、ようやく解決の糸口が掴めました。


まずは基礎知識から。

皮脂膜の働きとは、皮膚の表面で汗腺から分泌される汗と皮脂腺から分泌される皮脂が程良く混ざったもので、角質層にたまった水分の蒸発を防ぐことによって皮膚の潤いを保持しているものです。

よく、「“肌の奥の角質層”まで水分を行き渡らせる」なんていう言葉を聞くでしょう?
簡単に言うと、肌の奥には本来水分を蓄えておく部分があって、そこにある水分をむやみやたらと蒸発させないようにするのが──その上を覆っている──水(汗)と油が混ざった皮脂膜、というわけです。
その肌の奥”というのが、いわゆる“角質層”という部分。
角質層には角質細胞という細胞がびっしりあって、その細胞たちの間を脂質(細胞間脂質=セラミド)が埋めているんです(脳が外からの衝撃を緩和する為に水の中に浮かんでいるのと同じように、そして子供が外からの衝撃を緩和する為に羊水に包まれているのと同じように、ですね)
──で、細胞の中には水分を保持する役割を担っているNMF(天然保湿因子)というのがあってですね…つまり、NMF(天然保湿因子)によって細胞内の水分を保持し、その細胞から水分が出て行かないようにセラミドが守り、更にその上では皮脂膜によって全体的な水分蒸発を防ぐという、そういう仕組みなんですよね。
そんな皮膚の図に表すと、下記のようになります。



ここが正常だと、“肌が潤っている”という状態になります。

──それで、ですね。
合成界面活性剤がよくない、というのは知っていると思います。それらを使ってません…という商品も増えてきましたしね。
何故よくないのかという説明を復習すると…、乳液やクリームなどに入っている乳化剤(水と油を混ぜ合わせる合成界面活性剤)は、この皮脂膜(バリアー)を溶かしちゃうからなんですね。
皮脂膜の復活機能が高い人は壊れてもまたちゃんと復活してくれるので、自覚症状は出ないらしいんですけど、その皮脂膜が壊れた状態で更に色々塗りたくってると、バリアーが復活する間もないので、どんどん破壊されて角質層の細胞まで壊れちゃうってわけです。
しかも、化粧品の中には弱くて一時的な刺激や毒性のある成分もあるので、バリアーの壊れた所から中に入っていくと、そこから皮膚炎が引き起こされてしまうんです。
更に、クリームなどの人口油を使っていると皮脂腺の働きが急激に衰え、自ら皮脂を分泌しなくなってしまうそうです。
考えればそうですよね。
外から油を沢山補われたら、「オレは仕事をしなくてもいいんだ」ってその働きもしなくなる。つまり、退化しちゃうわけですから。

私の場合、まさにコレでした。
角質層とか界面活性剤がダメだとか、バリアを壊すとか…そういうのは分かっていても、それまで使って問題なかった製品が、急にダメになったからといって、成分に問題があるとは思えなかったんですよ(実は、これが累積性皮膚炎の落とし穴)。
だから、肌がカサつくと「年かな…」と思ってしまって、同じシリーズの商品をグレードアップしたり、いつも以上にクリームをいっぱい塗りたくってしまったんです。
お風呂から上がって顔がツッパル事ってありませんか?
その症状、実は累積性皮膚炎のサインなんですって。
それを知らなかったもんだから、私は保湿しなきゃ…と化粧水やクリームをいっぱいつける…という悪循環を繰り返してしまったんです。
しかも、普段からピーリングや毛穴用のジェルで手入れしていたもんだから、もう、バリア機能がボロボロ…。
自ら皮脂を出さなくなったので、更にカサついてたんですねぇ…。

下図(楽天サイトの株式会社 ルカ・ヴェヌスHPから抜粋させて頂きました)を見て下さい。



これを見た時、まさにパターン2だと確信しましたよ。

ちなみに、この「累積性皮膚炎」は体質に関係なく誰にでも起こりうる…というか、あるサイトの情報によると女性のほとんどが軽い累積性皮膚炎にかかっているといっても過言ではないそうです。
ただ、私みたいに一度化粧かぶれを起こしたり、頻繁にピーリングや毛穴の黒ずみを除去しようとあれやこれやしなければ、大きな症状にはならないと思うんですけどね…。

でもね、もし今まで問題なく使っていた商品でトラブルが起こったら、この症状を疑ってみて下さい。
累積性なので、突然、急に症状が現れるというパターンが通常みたいですので…。


そんなわけで、界面活性剤はもちろん、今まで使っていた化粧水などの成分にどれだけの毒性があるのかを調べてみました。


その結果、







──全部捨てることにしましたよ、えぇ








無添加商品は、指定されている成分が入ってないってだけなので、絶対に安全かというとそうじゃないんですけど、一応、無添加の製品に変更しました。
更に、ネット上で個人的に成分の“毒性”を調べて掲載しているサイトを見つけたので、無添加化粧品の成分もそこで調べて、毒性の数が比較的少ない物(毒性がゼロの商品というのはないみたいなので)を厳選し、使っていくことにしました。
とりあえず、バリアーを回復させる為、セラミド入りの保湿をしなけりゃ…と、セラミド入りの化粧水と保湿液を購入。
他にも洗顔石鹸や純度の高いスクワランも買いましたが……ここまで辿り着くのに、いったい幾らお金をどドブに捨てたんだろう…と思うと、かなり悲しい。
働いている旦那にも悪いしね…。
でもまぁ、これで不安定な肌とおさらばできると思うので、これを機に健康な肌を取り戻せるよう頑張りたいと思います(──って、前にも言ったよなぁ)

買った商品で調子がよくなったら、「これを使ってます」と同じ症状になった方の参考としてアップしたいと思います。


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