今日は、住宅ローン返済でよく使われる金利の支払い方法 元利均等と元金均等(返済の方式)
住宅ローンを検討された方などは聞いたことがあると思います。またメーカー等で返済は元利均等です等の説明
最近は民間の金融機関は元金均等は選択できないようになっています。
フラット35では(住宅金融支援機構)等では選択可能です。
さて支払い総額が大きいのはどっちでしょうか。
答えは 元利金等です。計算式がありますのでご紹介しようかと
住宅系や不動産系の住宅販売営業の方に質問してみてください。恐らく回答は、
元利均等は 月の支払いが一緒などの回答がくるでしょう。元金均等は当初の支払いが多いので 云々でしょうか
計算式で説明できたら、かなり勉強されてるのではないかと思います。
〇上記でのべたように月の支払いが一定なのは間違いありません。もう少し突っ込んで
支払いの内訳 つまり 元金と利息の比率が変化していくこと
おもにこの「元利均等償還方式」は支払いが長期間に渡る場合(住宅ローン)でもっとも使われます。
利息については、前回返済後の借入金の残高に対して付きます。
メリットとデメリットがありますので
〇メリット
常に毎回の返済額が一定なので、返済計画は立てやすい
〇デメリット
返済当初は金利部分に支払いがまわり元金が減らないこと 元金均等しくらべ利息負担額が大きくなる
わかりやすく 単純計算で 年は月12回ですが 1回でカウントしておきます(わかりやすいので)
例として 1000万を借入 金利が3% 償還期間が10年 1年1回返済なので合計10回の支払い
1回目の支払いは(元本+利息)は
1000万円×1.03(3%)=1030万
1回目の返済終了後の借入残高は 1030万ー毎回返済額
続いて
2回目の返済は、前回の返済後の残高に利息が付くので
(1000万×1.03%ー毎回返済額)×1.03
ここから毎回返済額を引いた金額が2回目の返済を終えた直後の借入残高になります。
(1000万円×1.03ー毎回返済額)×1.03ー毎回返済額
この計算を全額返済し終える10回目まで繰り返す 最後には借入残高がゼロになるようになっています。
少しわかりづらいかもしれませんが そこな慣れです。(エクセルら関数電卓があればすくはじけます)
ここでは、元利均等のほうが元金均等より余分に支払うのかという感覚で
次回 元金均等償還方式を
姶良市 中野不動産コンサルティング株式会社 公認不動産コンサルティングマスター FP 代表 中野 僚次郎