姶良市 公認不動産コンサルティングマスターによる不動産講座

公認不動産コンサルティングマスターが、15年の不動産実務による、不動産全般の知識また宅建試験のアドバイスをいたします。

リフォーム費用目安 リフォームローン およその費用はどれくらい? 場所別

2017年04月09日 | 住宅メンテナンス リフォーム関連

 不動産コンサル、住宅ローン専門FPの中野です。

 

 前回は、賢いリフォーム会社の選び方についてご紹介いたしました。(会社の規模に関わらず、担当者次第だと思っております。)

 

リフォームについては、今回まで 次回からは、不動産取引と相続実務に関してご紹介していきます。

 

 まず、リフォームをする際ににおおまかに、リフォームをする箇所を特定し概算費用を把握する必要があります。

 

そこで参考までに リフォーム(各場所)においてのおおまかな費用を(参考までに) 平均に近い額で算出していますが

使用する部材(木) キッチン、バス、洗面、トイレなどは、グレードがあります。(グレードを上げすぎると当然に予算があがります)

 補修目的なのか、グレードを上げたいのか、目的を決めて 予算をたてることをお勧めします。

 

〇 リフォーム箇所による費用の目安

1 耐震補強の場合 (木造で30坪とした場合) 100万~150万

2 キッチン交換                 80~100万 (キッチンの位置を変更しない場合)

3 バス(浴室、洗面) 全面交換        150万~200万

4 トイレ 本体交換及びそれに付随するクロス   50万~80万

5 床の張替(6畳の畳をフロアに変更)      10万~15万

6 壁上の張替(壁、天井)             5万~8万

7 和室から洋室(6畳の和室を洋室へ)      70万~100万

8 外装(木造一戸建て 30坪 屋根、外壁含む 100万~150万

9 床暖房に変更(主にLDK12畳を目安)   100万~150万

10 全面リフォーム(一番お金がかかりますが、木造で30坪、耐震補強や断熱材交換も含む) 1000万~1500万

 

 上記が目安になります。 この目安が参考となり得るのは、仮に中古住宅を購入をご検討のかた

 取得(購入価格に上記で交換したい部分の金額を+すればおよその取得金額がわかります。

 例 800万+ バストイレ、外壁塗装やり替え(屋根含む)をした場合 800万+300万 1100万という概算目安がでます。

 

 またリフォーム見積もりを複数依頼する場合、レスポンス、見積もり内容の記載の仕方等の注意点もありますのでご注意ください。

リフォーム 1式等の見積もりは論外かと

 

 次に、リフォームローンですが、中古購入一体で借りる場合は、現在の低金利の恩恵を受けられます

 単に既存のリフォームローンですと、金利が高めになりますので、どれくらいをリフォーム予算にあてるかが要検討事項になります。

 

 細かい部分は、割愛しましたが、参考になれば幸いです。 ご相談はお気軽に

 

姶良市の不動産全般のことなら 中野不動産コンサルティング不動産株式会社 公認不動産コンサルティングマスター FP 代表 中野


悪質なリフォーム業者にご注意リフォーム業者の賢い選定について

2017年04月08日 | 住宅メンテナンス リフォーム関連

  不動産コンサル、住宅ローン専門FPの中野です。

 住宅メンテナンス、チェックポイントについて ご紹介をしています。

 

 今回は、リフォーム業者の賢い選びかたについて ご紹介を

 

 当社は、不動産売買専門取引を主に業を行っていますが、売主様から物件を預かります。(売却目的等)

そこで物件調査を行うのですが、リフォームをしたという売主様のリフォーム箇所を確認すると 施工不良や、いらない部分にまでリフォームが行われ

ていることが多々ございます。

 そこで、リフォーム業者の選びかたの基準として、、お役にたてればと思い ご紹介いたします。参考になる部分は参考にしてください。

 

〇 訪問販売によるリフォーム業者(悪徳)

  訪問販売の手法としてリフォーム業が成り立つ要因として、リフォームの請負工事金額が500万円未満の場合、建設業許可が不要

  つまり、許可をとらなくてもいい業となります。個人、法人でも悪質なリフォーム等を行った場合、行政よりペナルティとして「行政指導等」がはいりますが

  悪質になると、会社を倒産させ、屋号(社名)を変更して、業を続けることを繰り返します。

  よって、訪問販売によるリフォーム業者には、気をつけたほうがいいということ。(もちろん全部がそうとは限りません)

  悪質なリフォーム業者の提案内容としては、もっとも多いリフォーム内容として、屋根、外壁、床下、小屋裏等の工事提案

  この部分は、素人には、専門すぎてわからないことが多いまた、費用相場がわからない ここに入り込んでくるといえます。

  

  気をつけたい文言として「キャンペーン中」 「モニター〇名限定」 「無料点検」等 やはり、無料という言葉 は 要注意

 

  では、リフォーム会社の賢い選びかたとは?

  1 有資格者がいるか 1級建築士 2級建築士 施工管理技能士 これは 公的

  2 インテリアコーディネーター 福祉住環境コーディネーター、インテリアプランナー  民間

  次に会社概要 リフォームの過去の実例実績 

  3 会社だけだけでなく、担当者との信頼関係 (わたしはこれが最も重要かと)

    いくら会社概要がよくても、打ち合わせ等はやはり、人対人 打ち合わせ内容にきちと対応(議事録を残す) 問題点を指摘してくれる

    曖昧な受け答えをしない(できないことはできないという) 契約を急がせないなど あげれば多数ありますが

 

  上記のようなところに注意して リフォーム会社を選んでほしいと思います。

 

次回、リフォームの予算のたてかた、リフォームローン 建物耐震の流れについて ご紹介いたします。

 

姶良市の不動産のことなら 中野不動産コンサルティング株式会社 公認不動産コンサルティングマスター FP 代表 中野

  

 

 

 


住宅のメンテナンス(リフォーム) チェックポイント(中古住宅購入時にも役立つ) 雨漏りの診断について 

2017年04月07日 | 住宅メンテナンス リフォーム関連

 不動産コンサル、住宅ローン専門FPの中野です。

 

 今回は、雨漏りとその診断方法について ご紹介します。

 

 まず、雨漏りの診断というは、難しいことだと考えてください。

以下に、雨漏り診断の 基本5原則 (出典 NPO法人 雨漏り診断士協会HP http://www.amamorishindan.com/)

より 引用

 

第1原則 現状を正確に把握する

① 建物の構造の確認(木造 2×4 パネル RC造 SRC造 S造)

② 工法の確認 (外壁 屋上 シーリング 各部位の工法と材質)

③ 築年数

④ 修繕履歴

⑤ 環境の把握(周辺環境 地理的傾向)

 

第2原則 入居者に対し、問診を徹底する。

① 雨漏り発生箇所の性格な確認

② 雨漏りの時期と履歴

③ 雨漏り字の気象状況(雨の強さと量、風の強さと向き タイムラグ)

④ 雨漏りの状況(漏水量 漏水のスピード 漏水の色)

 

第3原則 多くの仮説を立てる

① 原因となりうるすべての箇所

② あらゆる可能性を排除しない

 

第4原則 冷静な観察をする

     雨水が侵入する入口側の目視と触診 

     目地シーリングの状態 建具まわりのシーリングの状態 防水劣化の状態 

     外壁劣化の状態 ドレンの状態 外壁貫通部 換気口まわり 配管配線の貫通部

 

第5原則 水は上から下に流れる

① 雨漏りがある以上、必ず侵入口がある

② 遠い場所よりも近い場所のほうが、可能性が高い

③ 毛細血管現象の可能性もある

④ 建物内外の気圧差の可能性もある

⑤ 結露の可能性もある

 

上記が基本5原則ですが、第4原則などは、専門家をいれないと素人には判断がつきません。

 

 中古住宅の取引の際、売主から告知事項という書面を記載し買主に説明する義務があります。

 そこで、住んでいた、売主に状況を聞くのが一番、信憑性があります。

 売主も雨漏りしていていたのに、していないという項目にチェックがあると、不実の告知になり、担保責任を問われます。

 つまり、雨漏りの修補を要求できるということです。

 

また、第1原則の① 工法に着目します。この工法だと排水に問題がある等の推測がたちます。

例えば、フラットルーフ(屋根勾配なほぼない 陸屋根)なら排水部分に問題あり

住宅の屋根勾配は通常、3寸以上6寸未満 なぜかというと、6寸以上になると単に割高になるからです。

よって屋根メーカー等は、材料によって、基準勾配を設定しているということになります。

 

 最後に、雨漏りをしているか(雨水の侵入口)の判断のため 雨漏りを再現する「散水試験」というのがあります。

これで雨漏れをする証明はできます。 参考にしてください。

 

 次回は、悪質なリフォーム業者について 判断の基準とは

 

姶良市の不動産のことなら 中野不動産コンサルティング株式会社 公認不動産コンサルティングマスター FP 代表 中野

 

 


住宅のメンテナンス(リフォーム) チェックポイント(物件調査にも役立つ) 外壁について(サイディングの場合)2

2017年04月05日 | 住宅メンテナンス リフォーム関連

 不動産コンサル、住宅ローン(リフォームローン含む)専門FPの中野です。

 

 前回に引き続き、外装材について 前回は、外装の種類と特徴をご紹介いたしました。

 

今回は、メンテナンスの内容について

 

前回の塗料から(つまり塗装をして それをさらに塗装しなおさないといけないということ) およそのメンテナンス時期と内容

〇塗料で分けると 目安です。

1 アクリル素材      10年(外装材の品質による

2 ウレタン素材      10~15年

3 アクリルシリコン素材  10~17年

4 フッ素素材       10~18年

5 光触媒素材       20年

 

 一番価格として高額な 「光触媒塗料」とは? 太陽の光が作用することでセルフクリーニングできる。

最も注目されていますが、何しろ価格が高いということが挙げられます。

 

 メンテナンスチェックの前に、どのように外装材が劣化するかというと、紫外線、雨にさらされ続けることで劣化していきます。

簡単なメンテナンス時期は、目視でもわかるのですが、外壁材をこすってあげると「チョーキング」といって白くなれば

外壁材の劣化が進行しているということです。

 見栄えもさることながら、チョーキングがでたからといって則メンテナンスをしないと雨漏りがするというわけではありません。

また、日当たりが良すぎると劣化も早いということになります。 あくまで10年で再塗装というのは目安です。

 

 チェックポイントとして、外壁再塗装をする場合、リフォーム会社を選定すると思いますが(当社もリフォームは致します)

見積もりを何社かとり、金額面での比較ではなく、塗料グレードも併せて比較検討することをお勧めします。

 

 最後に外壁と外壁の間をジョイントする「シーリング材」 これも目安は原則10年

実はこれが、外壁材そのものより最施工の優先順位が高い シーリング材は1次防水の役割を果たすのですが、当初の施工に問題があるケースがあります。

このあたりの施工をおこたると雨漏りの原因となります。 

 リフォーム等のご相談はお気軽にご相談ください。

 

 尚、gooブログのシステムメンテナンスの都合上木曜ありません。 次回は 4月7日(金) 続けて住宅メンテナンス、リフォーム関連をお届けいたします。

姶良市 中野不動産コンサルティング株式会社 公認不動産コンサルティングマスター FP 代表 中野

 


住宅のメンテナンス(リフォーム) チェックポイント(物件調査にも役立つ) 外壁について(サイディングの場合)

2017年04月04日 | 住宅メンテナンス リフォーム関連

 不動産コンサル(住宅)、住宅ローン専門FPの中野です。

 

 前回は、外壁チェックのモルタルでした。今回は、最も多い(戸建て住宅に)サイディングについて ご紹介を

 

 外壁サイディング(工業製品の外装材のことをさし、工場で塗装を施されて搬入されます) 様々な種類があるので一部ご紹介を

メンテナンスとしては、原則10年 10年以上もつ外装材もありますが価格が高いのでデメリット)

 

〇塗料で分けると

1 アクリル素材

2 ウレタン素材

3 アクリルシリコン素材

4 フッ素素材

5 光触媒素材

下にいくほど価格があがります。 コーティング塗料 光触媒を除けばおおまに4つ

原則10年というのは、ウレタンコーティングの場合を指します。

 

 次に外装材は3つに大別されます。

1 窯業系サイディング  (現在の建売等や注文住宅はほぼこれに該当)

              特徴は、デザインが多い 詳しく説明すると、セメントに無機物繊維を混入して生成したボード状の外装材

 

2 金属系サイディング  (ご存じのかたも多いと思いますが、ガルバリウム)

              特徴は、軽量であることで建物に付加をかけにくい

 

3 タイル         粘土をマテリアル(素材)にして、鉱物を混ぜ高温で焼き上げる、外装だけでなくいろいろな場所に使われます。

              施工としては、モルタルに貼り付けか 専用下地材に貼り付けるタイプがあります。

              特徴は、色落ち変色がほぼない。

              タイルは、とても高いのがデメリットですが、見た目の重厚感がすごいということ(感じかたにもよりますが)

 

外壁材は上記を理解して、メンテナンス時期と費用 また注文住宅の場合は、費用対効果を考えてセレクトする必要があるかと思います。

 

 今回は種類をあげましたが、上記のメンテナンスとそれにかかわる、施工問題について次回 ご紹介したいと思います。

 

 余談ですが、建売住宅などは、窯業系サイディングでアクリルコーティングがほとんどかつ、低コストで抑えるため上質な外装材が使われていないことがあります。

最近、1年しかたっていないのに既に水垢等がついている外装をみかけますが(安かろう悪かろうでしょう)

 

 参考にしてください。 基本的理解があると、注文、建売、中古と自分の目で確認することができます。

 

姶良市 中野不動産コンサルティング株式会社 公認不動産コンサルティングマスター FP 相続診断士 代表 中野


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