猛暑が続きますが、熱中症にはくれぐれもご注意ください。
しばらく不動産調査を連載していますが、今回は、専門調査(客観的専門家 主に建築士等)で瑕疵が顕在化する場合があります。
一例をご紹介したいと思います。
1 土壌汚染検査で基準値を越える汚染の発見
2 地盤の地耐力調査で軟弱地盤であること これにより建築(建物)するには、基礎補強を強固にまたは、地盤改良等が必要になる
3 地中埋設物調査により、コンクリート瓦礫等が大量に埋設されており、建築するには多額の撤去費用が必要になった事例
4 建物の性能検査で、建物が傾斜(傾いている)ことが判明 補修工事が地盤から必要であることが判明
5 建物のシロアリ検査により床下土台がシロアリで腐食しており、土台の交換補強工事等の補修工事に多額の費用が発生した事例
6 建物の雨漏り検査で、屋根裏に雨漏りが発生しており、補修に費用がかかることがわかった事例
7 井戸水を飲料水にする予定だったが水質検査を実施 飲料水には適さない化学物質があることが判明した事例
8 建物の給排水施設の配管検査の老朽化検査で取り替えが必要であることが判明した事例
上記が全部ではありませんが、専門家による検査で判明した内容になります。
実務的には全て専門機関をいれると検査費用がかかるため、5 シロアリ検査 6 雨漏り検査 これは必要かと
取引が終わったあとこれらが瑕疵(欠陥)とわかった場合、担保責任を売る側が問われる可能性がありかつ買主にも不測の損害を発生する場合があります。
建築時期により劣化軽減がありますので、検査項目もケースバイケースになります。
参考にしてください。
姶良市 中野不動産コンサルティング株式会社 公認不動産コンサルティングマスター FP 相続診断士 代表 中野