今回は空家がなぜ増えたのかという問題ですが 要因として
1 高度成長期による住宅建築
2 少子高齢化
3 空家を解体するために費用がかかる
端的に3つに要約しましたが
3の建物解体による費用がかかるというのはどういうことかというと
空家を更地にするためには解体費用がかかる (産業雨廃棄物処理法)で費用は数百万単位になること
税法の問題として 更地にした場合 固定資産税の特措法(小規模宅地200㎡まで)課税標準が6分の1になっていたのが
更地にした場合適用されなくなる よって 固定資産税が6倍になるということ
この2つが空家が増え続けた原因だと考えます。
2の少子化はデータでご紹介を
文部科学省が平成26年12月に公表した学校基本調査
1958年(第一次ベビーブーム)による小学校児童数は 約1950万人
第2次ベビーブーム(昭和56年)に約1200万にまで減少
その後はご存知の通りの減少で 平成26年 小学校児童数は 約660万人にまでになっています。
データをみると少子化がどれだけ進んだのかがよくわかります。
小学校児童数が減少すれば、学校としては統廃合の道を進むことになります。
今後は、空家特措法ができたですぐに減少することはないでしょうが、強制力があるので
次回 空家で問題になるケースを
姶良市 ハウスラボ 中野不動産コンサルティング株式会社 公認不動産コンサルティングマスター FP 代表 中野 僚次郎