Runrun日記

今読んでいる本ー古事記  その4

福永 武彦 訳 「現代語訳 古事記」 河出文庫

050602神武天皇は、高千穂より東に向かう。
困難な戦いの中で兄を亡くし、熊野にたどり着く。神武天皇は、高木大神より遣わされた八咫烏(ヤタガラス)の道案内により吉野川を経て、橿原に赴き天下を治めた。

八咫烏って、三足烏(サンソクガラス)のこと?
韓国の歴史ドラマに取りつかれてしまった私は、『朱蒙』なんてドラマが大好きなのだ。三足烏って、高句麗の紋章。八咫烏(三足烏)は太陽の象徴で、太陽神なんだ!

古事記を読んでいると、この世は神代の時代から闘争に明け暮れている。

倭建命(やまとたける)は、景行天皇に熊曾の地を討ち取ってくるように命令される。熊曾や出雲など西国を討って帰ると、すぐ東国も従えて来るように命令される。旅立つに先立ち、伊勢神宮にいる叔母より、草那芸剣を授けられ、これを持って出かける。
東国も無事に従えて尾張まで戻るが、ここで慢心がでる。伊吹山に住む神を打ち取りに出かけるのだが、「素手でやっつけてみせよう」。草那芸剣を尾張の姫に預けて出かけてしまう。伊吹山の神に惑わされ、身体を壊して死んでしまう。

私は先日まで、井沢元彦著作の 「野望」を読んでいたが、その中で十分の勝ちはいけないとあった。十分の勝ちは慢心を呼びその後敗北する。武田信玄は、十分の勝ちのあと、二度も村上義清に敗れている。
倭建命も東国で十分の勝ちを得て慢心した?

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