いつもの三人組と一緒です。新入社員の時、同じ仕事をしていた同期会の仲間です。コンサートの前に、一緒に食事をしました。
・・・○○君が最近、心臓の筋肉の具合が悪いらしい。迷惑をかけるといけないからと云って、いつも一緒に行く旅行を断ってきた。文化的な、例えば一緒に音楽を聴く事ぐらいなら出来ると言っていたけど。次は、○○君も誘うか。・・・
コンサート会場に入っても、まだ話をしていて、プログラムをよく確認しませんでした。初めに、ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第二番』で、その後、シベリュースの『交響曲第一番』筈だけど。舞台には、ピアノがセットされていません？ あれ、シベリュースから始めるの？
指揮者が入って来て、拍手がやんだ後、唐突に音楽が始まります。
シベリュースじゃない、なんだこれは
違うコンサート会場に入り込んでしまった
演奏中、声も立てられません
なんだか現代音楽みたいで、私の好みじゃないんだけれど。アンコールを先にやったのかな（トホホ）
その曲が終わった後、会場がすこし明るくなったので、慌ててプログラムを確認しました。
藤倉大氏作曲の『レア・グラヴィテイ』
チラシにも書かれていたけど、知らない曲で、全く目に入っていなかった（悲しい）
私の、お目当ては、シベリュースの『交響曲第一番』でした。第一楽章の冒頭で、クラリネットが悲しげに唄い、ティンパニーのトレモロが小さく響きます。大満足、楽しめました。
