Runrun日記

最近読んだ本-卑弥呼伝説

井沢元彦 著 「卑弥呼伝説」 集英社文庫

「ヒミコは殺された」とのダイイングメッセージ。
密室で殺された友人の謎の言葉を解決する物語。
主人公の永源寺俊は、卑弥呼伝説を調べることにより事件の解明を図る。

この小説では、西暦248年に有った皆既日食を、天石屋戸伝説と関連付けます。
卑弥呼が死んだ年は、同じ年とされています。
太陽神を崇める邪馬台国では、皆既日食で太陽が隠れたことは、かなりの衝撃だったと考えられます。
責任を巫女であり女王であった卑弥呼に負わし、卑弥呼を殺してしまった! これがこの小説の推測です。
という事は、卑弥呼って、天照大御神?

その後、4世紀頃に現れた渡来人か何かが九州にあった邪馬台国を征服し、東に攻めたのが、神武東征。
二代の綏靖天皇から九代の開化天皇までが、実際にはいなかったねつ造された天皇(欠史8代)だとすれば、年代的にも解決できるというのです。
それぞれの天皇陵が実際にあるのになぁ~・・・

古代日本の謎。色々な方面から推測できる謎。
日本の歴史は面白い!

この小説のお気に入り度 : ★★★★☆
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