Runrun日記

今読んでいる本ー蝦夷地別件

時々 

大和民族は、朝鮮半島からの渡来人なのだろうか?
地付きの民族達と同化したり、攻め滅ぼしたりして、日本全土に力を伸ばしていった。日本武尊は、関東まで出かけているし、坂上田村麻呂は奥羽で蝦夷と戦っている。

船戸与一 著作 「蝦夷地別件 上巻/中巻」 新潮文庫

18世紀末の北海道は、道南の松前当たりのみを松前藩が支配し、他はすべて蝦夷地だった。松前藩は、蝦夷地での交易を独占し、商人達に上納させそれを任せていた。商人たちは、蝦夷達と不当な条件で交易をし、搾取・弾圧していた。和人に不当におとしめられた蝦夷達の戦いの記録? 1669年にシャクシャインの戦い。この物語の舞台は、1789年、クナシリ・メナシの戦い。

私は、図書館から小説を借りて読んでいるが、下巻が手に入らない。前に読んでいる人が、なかなか図書館に返してくれない で、今まで読んだこの本は中巻まで・・・

国後の長老、脇長人のツキノエは、和人に対抗する為に、300挺の鉄砲を手に入れるよう、ポーランドの貴族・マホウスキに頼む。和人の横暴は我慢ならないが、鉄砲がなければ戦えないと思ったのだ。しかし鉄砲は手に入らない。
若い長人達は我慢がならず、鉄砲なしでの戦いに反対するツキノエを騙して追いやり、その留守中に反乱を決行してしまう。

若い長人達は、国後だけでなく道東・メナシ地区の蝦夷達にも声を掛け、同時に反乱を起こして貰うよう頼むが、同調されない地域も出、また国後の中でも裏切る長人が出てしまう。

松前藩番頭・新井孫三郎は鎮撫の兵を出す。兵250名、鉄砲85挺、大筒3挺、馬20頭。

残念ながら、中巻はここまで・・・

この小説には、色々な人物が登場してくる。実在した人物、それに小説なのだから、当然、実在しなかった架空の人物。

私は何故だか、小説の主人公を探したがるけど、この物語に主人公いない?
それともツキノエの孫息子、ハルナフリ?

江戸から来た、ふたりの僧・法元と清澄、幕府御家人の息子、葛西政信の動きがおかしい。
法元は、蝦夷の為に診療所を開いて、蝦夷に尽くそうとするので、問題ないかも知れないが、興味津々で成り行きを見守る清澄は、幕府から何かを言われて来ている筈? 葛西政信は明らかに幕府の間諜? 問題が起きて、松前藩を潰せる方向に進めばいいと思っている?

思わぬ仲間の離反に戸惑う国後の長人達。若い長人達の先走り・失敗を長老のツキノエはどのように収拾しようとするのか。国後に同調しなかった、野付嶋や厚岸の蝦夷は、如何動くか。

次の展開を、いっぱい想象してしまうが、えっ! すべては下巻待ち

◇◇◇◇◇

今日は、妻と一緒にスポーツクラブに行って、Zumba Goldに挑戦してきました。
妻に云わせれば、私の踊りも少しはマシになったらしい。しかしまだまだ、身体が反応しないし、足がバタツクのだ(悲)

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