Runrun日記

最近読んだ本ーウクライナから愛をこめて

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 この地方では、昨日梅雨明けしたそうです。一日中エアコンを入れて過ごしています。夜中も・・・(トホホ)
 今朝は、いつもの散歩の時間にケアマネさんが来たので、散歩無し。暑いから散歩も辛いんだよね。ア〇タへ出かけ、ショッピングがてら歩きました。暑い夏は、ショッピングモール内の散歩が良い? 一本杖で歩きました。商品を物色するときは、右見たり左見たりするので、足元が不安定になります。ケアマネさんが言うには、公園内の散歩は運動で、ショッピングモールでの歩きは応用編?

オリガ・ホメンコ 著 『ウクライナから愛をこめて』 群像社

 
 キエフに生まれて、キエフの大学、日本の大学で学んだ女性のエッセイです。2014年の初刊なので、今のウクライナの事は書かれていません。

 ”何もない村”に住む母親の元に毎週帰る女性が、白血病で亡くなる所から始まります。ひいおじいさんの土地は、1913年に53ヘクタールの土地を買ったけど、1917年のロシア革命で全てを失ったようです。マリーナおばさんの父親は、ドイツ軍が攻めてきた時に、ドイツ語ができたのでドイツ軍の事務所で秘書として働いていました。ロシア軍が村に戻ってきた時、両親はロシア軍に殺されました。マリーナおばさんは隠れていたので生き残りました。その後恋をしたが、恋人の父親がこの事を密告したので捕まって、恋はならなかった。
 
 ウクライナの歴史や、生きている人達の事が書かれていました。
 キエフの門の事が書かれていました。キエフ公国(9世紀~13世紀)が1037年頃建てた門なのでしょうか? モンゴル兵が攻めてきた時にキエフ公国は滅亡し、この門も地に埋もれていたのでしょうか。ムスログスキーが作曲した『展覧会の絵』の中に「キエフの大門」という曲があります。今では再建されているそうです。

 チェコの歴史もそうでしたが、繰り返す戦争の中で、繁栄と縮小を繰り返すヨーロッパの都市や国々が、悲しく思えてきます。プーチンの起こした戦争に、正義は有るのでしょうか?

この本のお気に入り度:★★★★☆

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