今年はコロナの目を盗んで子供らが帰省しているが、天気予報があいにくの曇りだったのでそろって初日の出を見に行くこともなく、それぞれ昼頃まで惰眠を貪って一緒に雑煮を食べることもなかった。
今年のお供えは餅だけ。
それも個別包装された餅。 "正月飾りを３１日にすると歳神様はその年中いない" 説を信じた訳ではない。母の友達連中が「なんもしよらん」と言うのが効いて「餅だけでええ」になった。手間が減って歓迎と思ったが、ちょっと淋しい気もする。
昔はどこの家でも玄関と勝手口は勿論、車も自転車もしめ飾りを付けていた。さすがに腰に巻く人はいなかったが。
年の初めのためしとて、埼玉県立文書館のネット古文書講座を開けた。静岡県立中央図書館のくずし字講座は昨日で一通り済んだ（ものとする）。ほとんど身に付いてはいないが、手書きの文書は書き手の癖はもちろん、時代の流行があるようなので多読が効果的な気がする。