笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

そうだ、京都へ行こう - その2

2012年10月07日 12時41分49秒 | 日々雑記
2日目は、桜の季節でもないのに吉野めぐりです。
もとはと言えば今回の旅行は、ある広告↓を「見てしまった」ことに始まります。



そこには、群青に燃える権現像が…。
「こんなの、観たことない!」→これわ行かなければ!
ここから今年の旅行プランが決まったのでした→安易。
「今回のテーマは、未知との遭遇。行ったことのない寺社巡りに決定!」と。

で、蔵王権現像に話を戻しますと、体長7メートルもの巨大な像で着色も十分きれいに残っています。これまで見てきた優しげな如来、菩薩とはかなり様相が異なります。もっともこれは「権現(仮のお姿)」で、案内冊子によると、中央が釈迦如来、右が千手観音菩薩、左が弥勒菩薩の「権化」だそうです。仏の顔も4度目になると、「権現」になる、といったところでしょうか?(^_^;)
どっちがいい?始めに怖いのと、最後に怖いのと。

それにしても、こんな怖い形相なのは相手が修験者だからでしょうか。わざわざこんな山奥に来てまで修練するくらいですから、説教程度ではこいつらに潜む諸々の悪には響かない、と(^_^;)。
それにしても堂々たるお姿です。猛烈に反省したい方、己を浄化したい方はぜひお越しください。

現地の社務スタッフ(?)の方のお話では、永く非公開だったため、お姿を彩る群青がきれいに残っているのだとか。明治の廃仏毀釈にも蔵王堂の扉はしっかりと閉じられ、多くの方に守られ、そして時代を乗り切り、こうして私たちが目にすることができるわけです。そのことをしっかりと意識しなければならないと思います。

総門の改修費用のための勧進は今後10年間続けられるそうです。ただ、公開し日に当たることは着色状態に影響するため、そのあたりのあんばいもいろいろ難しいのだろうな、と感じました。こちらではご朱印を頂いて参りました(^^)v

さて、昼食後に参道をぶらぶらしていると、左手山奥になにやら塔らしきものが見えます。
「あそこまで歩いてみよう!」ということになり、まだかい、まだかいと言いながら歩くこと(およそ)50分。如意輪寺にたどり着きました。
50分も歩くと、さっきまで真下にいた蔵王堂があんな遠くに!



如意輪寺では、陽気な猫がお出迎えです(^^)



この子と遊べただけで、ここまで歩いた疲れが吹っ飛びました(おい)。ちなみに帰り道は30分あまりで(^_^;)
如意輪寺周辺ではクリが実り始めていて山の秋を感じることができました。蔵王堂から如意輪寺までは、(振り返れば)程よい散策コースかも知れません。
ところで如意輪寺には宝塔があったのですが、歩き疲れてボケたのか"コンシェルじゅ"共々しっかり見逃してきました(T_T)/~~~あそこまで行って、なんてこったい…。

2日目の教訓:二度目はないぞ、見逃すな!
3日目に続く
コメント
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